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投稿者:冬目漱岩
主題(テーマ)とは、常に物語の伝える普遍的真実を表します。 普遍的な真実とは、世界の真理そのものです。 それは、善と悪、死と生、罪と罰、別離と再会、憎悪と愛情、狂気と正気、不条理と因果、嘘と真実、停滞と成長、偏見と公正、孤独と連帯、敗北と勝利、陰謀と暴露、絶望と希望、復讐と許容、堕落と野心、獲得と喪失、利己と利他、冷静と情熱、支配と自由、暴力と対話、戦争と平和、等々と無数にあります。 その全てに共通する原因と結果の法則を表現する事、それがテーマを表します。 テーマこそが物語の核となるものです。 物語は、テーマを表現する為の道具に過ぎないと言う見方も出来ます。 あなたは、自分の物語で何を読者に伝えたいでしょうか? 例えば「正義が最後に勝つ」でしょうか? 「正義も絶対でない」とか「正義同士がぶつかったらどうなるか」でしょうか? どの様な行動を主人公にさせ、どうあるべきだと描くのでしょうか? 物語は、テーマを表現する為の道具に過ぎないと言う見方も出来ます。 あなたは、自分の物語で何を読者に伝えたいでしょうか? 例えば「正義が最後に勝つ」でしょうか? 「正義も絶対でない」とか「正義同士がぶつかったらどうなるか」でしょうか? どの様な行動を主人公にさせ、どうあるべきだと描くのでしょうか? コンセプト コンセプトとは、核を創る起点です。 「どんな話を創ろうか?」この時点で、独自性、新規性、斬新さがアイディアに無ければ、その物語には、まだ良いアイディアが込められていない状態です。 感情に訴えかける、出来る限り魅力的なアイディアに練り直す必要があります。 1:見覚えがあって新しい 「既視感があって斬新」「同じだけど違う物」よく聞く一見矛盾した言葉ですが、この言葉達は、同じ事を言っています。 これは、何も既存の作品の真似をしろと言っているのでなく、「既にある普遍的な物」に「新しい価値を付け加えて欲しい」、または、「新しい物」に「普遍的な価値を付け加えてほしい」という要望です。 そして、これらの要望は、言葉が足りない事ぐらいはあっても的を射ています。 人は、新しい情報を求めていますが、新し過ぎると理解が出来ない生き物です。 また、普遍性は読者の感情的な「共感」を呼ぶ為に必要な物で、新規性は物語の「つかみ」その物です。 2:コンセプトの時点で対立や葛藤を予感させるか? 物語で重要なのは、主人公の問題解決行動です。 中心となるコンセプトがテーマと密接に関わっている事で、コンセプトには対立や葛藤が盛り込まれます。 逆に、中心となるコンセプトがテーマと乖離している場合は、物語のコンセプトとしては弱い部分がある可能性があります。 3:自分の感情を再現しているか? まず、感情と知識は違います。 そして、多くの人が失敗するのは、手持ちの、または新しく仕入れた知識を基にしてコンセプトを作ってしまう事です。 読者が物語自体に求めているのは、知識や蘊蓄の前に、大前提で感情装置としての機能です。 感動出来ないと意味が無いのです。 知識だけでは教科書と一緒です。 つまり優先すべきは、あなたが何を知識として知っているかで無く、あなた自信が興奮できる感情の記憶を表現出来るかにあります。 そして、その感情は、テーマに密接に絡んでいる必要があります。 人は、知らない事は理解出来ません。 あなたが感動した事、共感した事、興奮した事の無い感情は、あなたに表現が出来ないものです。 たとえ表現をしても、あなたの中に無いものを無理やり書いても、あなたが本当に表現したかった事とは違います。 それに、本物を知っている読者には、嘘が見破られます。 テーマの役割とは? コンセプトは、物語を「面白くする」役割を果たします。 新規性のあるアイディアというフックで、読者を誘惑し、面白そうだと興味をそそり、その期待に応える事が役割です。 対称的にテーマは、普遍的真実を「読者に学ばせる」役割を果たします。 読者が物語の世界に没入していくと、そこにうまいテーマの表現がされていれば、自然と読者は、テーマを感じていきます。 そして読者は、物語の始まりから結末までの一連の流れから、テーマが伝えたかったメッセージを読み取り、物語が終わってからも学んだテーマは、読者の心に残り続けます。 つまりテーマとは、物語を読んでみるまでは、読者に分からないものです。なので、テーマが薄かったり、無かったりしても、面白そうな作品と言う物は、沢山存在しています。しかし、テーマが明確でない作品からは、読者は、メッセージを受け取れず、何も学べず、結果、記憶に残っても心に残りません。 テーマの表現の仕方 物語の上でテーマは基本的に、前提で無く「問いかけ」から始まります。 「正義が勝つ」で無く、「正義は勝つのか?」と言う事です。 物語の中心となる疑問、セントラルクエスチョンです。 また、テーマを延々とストレートに主張をしても、難しい内容を消費者は、学びません。 馬鹿だと言うのではなく、単純に押し売りだ説教だと反発を呼びます。 なので、やたらと主張するので無く、サブテクストで、行動で、そして感情で、直接語らずに表現する事が重要です。 全部を言って聞かせるのではなく、深読みさせる余地を与え、読者自身に考えさせ、気付かせ、自分で掴み取らせる事が、学びの鉄則です。 要するにテーマとは、普遍的真実を伝え、学ばせ、時に共感を呼ぶ事で読者の心に物語を残す事です。 それらは、主人公と密接に関わっている必要があり、主人公の行動は、作者の提示する道徳観です。