投稿画像
投稿者:ロバート・ゼメキス
[YouTube:1orPJXYdf7U:R] ザ・ウォーク(原題: The Walk 米国) 2015年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外 1974年。フランス人の大道芸人フィリップ・プティは、誰も考えついたことのない挑戦をすることに。それはニューヨークのマンハッタンにそびえ立つ2棟構造の高層ビル、ワールド・トレード・センターの屋上と屋上の間にワイヤーロープを張って命綱なしで渡っていくというものだった…… 監督 ロバート・ゼメキス 代表作 『バック・トゥ・ザ・フューチャー シリーズ』『フォレスト・ガンプ/一期一会』『永遠に美しく…』 脚本 ロバート・ゼメキス、クリストファー・ブラウン 音楽 アラン・シルヴェストリ 代表作 『プレデター』『ボディガード』『フォレスト・ガンプ/一期一会』 主演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット(フィリップ) 代表作 『(500)日のサマー』『50/50 フィフティ・フィフティ』『スノーデン』 原作 フィリップ・プティ 『マン・オン・ワイヤー』 上映時間 123分 登場人物 フィリップ・プティ: フランスの曲芸師。 パパ・ルディ: サーカスの綱渡り師。(ベン・キングズリー) 代表作 『ガンジー』『バグジー』『砂と霧の家』 アニー: ストリートミュージシャン。(シャルロット・ルボン) 代表作 『イヴ・サンローラン』『THE PROMISE/君への誓い』 ジャン=ルイ : カメラマン。(クレマン・シボニー) 代表作 『フレンチ・キス』『愛してる、愛してない...』『マダム・マロリーと魔法のスパイス』 ジャン・フランソワ: ジャン=ルイの友人で数学教師。通称”ジェフ”。(セザール・ドンボワ) 代表作 『おとなの恋の測り方』 ジャン=ピエール: ニューヨークの電器屋のオーナー。通称”JP”。(ジェームズ・バッジ・デール) 代表作 『蝿の王』『アイアンマン3』『ローン・レンジャー』『ワールド・ウォーZ』 バリー・グリーンハウス: ワールド・トレード・センタービル内のオフィスで働く保険業者。(スティーヴ・ヴァレンタイン) 代表作 『スパイダーマン3』『マーズ・アタック!』 【起】 フランス人の曲芸師、フィリップ・プティは、ワールド・トレード・センタービルのツインタワーに綱を張り、前代未聞の綱渡りに挑戦した男だ。彼がこのようなことを思いついた原点は、パリでの曲芸師生活にあった。 1973年、ワールド・トレンド・センタービルでの綱渡りの約1年前。フィリップはパリの路上で大道芸をして、生計を立てていた。得意技は綱渡りだ。アメリカで建設中のワールド・トレード・センタービルの記事を偶然目にした彼は、このビルを綱渡りで渡りたいと夢見るようになる。 フィリップは8歳の時サーカスで綱渡りを目にし、たちまち魅了され独学で綱渡りを学んだ。成長したフィリップはある夜、サーカスのテントに忍び込み綱渡りを練習しようとする。しかしすぐに座長のパパ・ルディに見つかってしまう。フィリップに才能の片鱗を見たパパ・ルディは彼にパフォーマンスを教えはじめるが、意見が合わず決別する。フィリップは父と将来のことで喧嘩し家出、大道芸人となった。 【承】 ある日フィリップは、路上でギターを弾く女性・アニーの目の前で大道芸を始め、客を奪ってしまう。2人はこれを機に知り合い、恋人となる。2人はワールド・トレード・センターの夢に向かって共に歩み始めた。ある日カメラマンのジャン=ルイがフィリップの練習風景を撮りに来た。アナーキストの彼はフィリップの夢に共感し、2人目の仲間となる。 フィリップは、独学ではワイヤーの張り方に限界があることに気付く。パパ・ルディの元を訪れ、サーカスに身を置きながらワイヤーの張り方を伝授してもらう。池での綱渡りに挑んだが、周りに気を取られて失敗してしまう。フィリップは名誉挽回のため、ノートルダム大聖堂の上を綱渡りで渡ることに成功した。しかしフィリップは違法行為で警察に補導されてしまった。 ワールド・トレード・センタービルが完成、フィリップとアニーは渡米する。世界で最も高い建物にフィリップは圧倒されそうになったが、屋上に忍び込み決意を固めるのだった。 2つのタワーの間は遠く、ワイヤーを渡すのも一筋縄ではいかない。パパ・ルディはフィリップを心配しながらも、彼を誇りに思い助けるのだった。ジャン=ルイが新しい仲間・ジャン・フランソワを連れてきた。彼は数学に強く、心強い仲間となった。ワイヤーを渡す方法も解決する。 【転】 準備を終えたフィリップら4人は再び渡米し、忍び込むための下調べを着々と進める。しかしその途中で釘を踏んでしまい、足に怪我をしてしまった。しかし新しい仲間もできた。ワールド・トレード・センタービルで働くバリー・グリーンハウスと、偶然作戦に気付いてしまった電器屋のジャン=ピエール(通称JP)だ。 いよいよ明日は作戦決行だ。神経過敏になったフィリップは、アニーと言い争ってしまう。 一同は建築業者とフェンス設置業者に成りすまし、2つのタワーに分かれて忍び込んだ。フィリップたちはワイヤーを屋上に運び込む。弓矢を使って2つのタワーを釣り糸で繋ぎ、夜の内にワイヤーを張る作戦だった。しかしいくつものトラブルに見舞われ、夜が明けてもワイヤーは緩んだままだった。フィリップ達はやっとのことでワイヤーを張り終えるが、そのとき見知らぬ男が屋上へ上がってきた。緊張が走ったが、男はただ頷いただけでその場を去っていった。 2つのタワーのこちら側にジェフ、向こう側にジャン=ルイが待機し、フィリップの綱渡りが始まった。フィリップはワールド・トレード・センタービルの2つのタワーの間を渡り始める。アニー、バリー、JPはそれをビルの真下から見守っている。周りの人々も次第に集まり始める。 【結】 フィリップは無事北棟に辿り着いた。綱渡りは成功だ。しかしフィリップには、後にした南棟が自分を呼んでいるように感じられた。なんとフィリップは、もう一度綱渡りで南棟に戻り始めた。この前代未聞の綱渡りに、ビルの下には観客達が大勢集まっていた。フィリップも今までにない高揚感に包まれていた。 南棟の屋上に、騒ぎを聞きつけた警察がやってきた。フィリップは逮捕されないようにと、また北棟に向かって綱渡りを始める。しかし北棟にも警官が到着し、フィリップはワイヤーの上を行ったり来たりしはじめる。そしてついにワイヤーの上に寝転んでしまった。 フィリップの目の前に鳥が現れ、空模様も怪しくなっていた。警官たちはワイヤーを切ろうとしており、足の傷口からは血が滲み始めていた。フィリップは南棟に戻り、高らかにショーの終わりを告げる。フィリップ達はその場で逮捕されたが、観客達もビルの作業員達も、彼に惜しみない拍手を送った。 綱渡りのニュースは世界中を駆け巡り、フィリップは罰としてセントラルパークでの綱渡りを課せられるだけで済んだ。パパ・ルディもフランスでこのニュースを喜んでいた。一同は成功を祝い、アニーはフィリップと別れてフランスへ帰った。ワールド・トレード・センタービルはこの一件をきっかけにニューヨーク市民に愛される存在となり、ビルのオーナーは、フィリップに展望台の永久パスを贈った。 The End _MIHOシネマ みんなの評価 3.70/5.0 最高 (^0^) 実話が元になる映画は、制約がかかり単調に成りやすいが、演出や構成、カメラワークで見事に払拭。 予想を裏切る面白さでした。 最低 ( ` 3´) 迫力なし。 「世界まる見え」でも見てた方がよっぽどマシ。
投稿記事
画像を拡大