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投稿者:セルジオ・レオーネ
[YouTube:CTbZqEa3w7I:R] ウェスタン(原題: C'era una volta il West 伊・米合作) 1968年 全世界年間興行収入ランキング23位 * 英題 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト Once Upon a Time in the West ニューオーリンズから西部に嫁いできた元高級娼婦のジルは、何者かに家族全員を殺され、広大な荒地の相続人となる。そして、莫大な価値を秘めたその土地の利権をめぐり、殺し屋や強盗団、謎のガンマンらが繰り広げる争いに巻き込まれていく…… 監督 セルジオ・レオーネ 代表作 『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 脚本 セルジオ・レオーネ、セルジオ・ドナティ、ミッキー・ノックス 音楽 エンニオ・モリコーネ 代表作 『荒野の用心棒』『アンタッチャブル(1987)』『ヘイトフル・エイト』 主演 チャールズ・ブロンソン(ハーモニカ) 代表作 『大脱走』『さらば友よ』『狼よさらば』 上映時間 165分 175分(ロングバージョン) 登場人物 ハーモニカ: 流れ者。 ジル・マクベイン: 未亡人。(クラウディア・カルディナーレ) 代表作 『8 1/2』『山猫』『ブーベの恋人』 フランク: 鉄道会社に雇われた殺し屋。(ヘンリー・フォンダ) 代表作 『怒りの葡萄』『荒野の決闘』『黄昏』 シャイアン: 山賊。(ジェイソン・ロバーズ) 代表作 『大統領の陰謀』『ジュリア』『マグノリア』 【起】 西部開拓時代のアメリカ。荒野の中にぽつんとある小さな鉄道の駅にダスターコートを羽織った3人のガンマンが現れます。どうやら誰かを待っている様子でした。しばらくすると1台の列車が到着し、男たちは拳銃を構えます。 すると、どこからともなく聞こえてくるハーモニカの音色に辺りを見回す男たち。列車が通り過ぎた後、そこには一人の男が立っていました。3人の男の拳銃が火を噴きます。しかし、最後まで立っていたのはハーモニカの男ただ一人でした。 一方、マクベインは子供たちと共に妻を迎える用意をしていました。西部へと移り住んだ彼らの下へ、再婚相手であるジルがやってくるのです。 準備にいそしんでいたマクベイン一家でしたが、ふと気付くと辺りが静かすぎることに違和感を覚えるマクベイン。すると突然藪の中から現れたのは、フランク率いる5人のガンマンでした。容赦なく殺されるマクベイン。子供たちに至っては、フランクの名前を知ってしまったという理由だけで殺されてしまったのです。 【承】 そうとは知らず、鉄道で駅へと到着したジル。マクベインが迎えをよこすはずだったのですが、待てど暮らせどやってきません。不審に思いながらも、駅馬車に乗って彼の家へと向かうことにします。 途中、ジルが酒場にて休息をとっていると、何やら外の様子が騒がしいことに気付きます。激しい銃撃戦が行われていたのです。しばらくして外が静かになると、一人の男が酒場へと入ってきました。その男は殺人の罪を犯したならず者で、どうやら脱走してきた様子。 すると店の奥の方からハーモニカの音色が聞こえてきます。ハーモニカの男は、そのならず者の手下の服装を見て、何やら気付いた様子でした。先ほど殺した男たちと同じダスターコートを着ていたのです。 その後、ようやくマクベインの下へと辿り着いたジルでしたが、彼女を待っていたのはこれから家族になるはずだった人たちの声なき姿でした。葬儀を執り行った後、身内たちからシャイアンという悪党どもの仕業だと教えられます。 一方、何やらきな臭いにおいを嗅ぎつけていたハーモニカの男はジルを尾けて、ここまで辿り着いていました。彼には、マクベイン一家の下手人がシャイアンではないことが分かっていたのです。 しばらくマクベイン家にて過ごすジル。そこへ数人の男たちが突然現れます。コーヒーを飲ませてくれとジルに要求するリーダーと思しき男は、酒場で出会ったならず者でした。シャイアンと名乗るその男は、マクベイン一家の事件が自分の仕業とされていることを聞きつけてやってきたのです。 ならず者であることは認めるが、今回の件には一切関わっていないと主張するシャイアン。罠にはめられたというシャイアンは、ジルに黒幕を見つけてやると約束します。 その頃、マクベイン殺しの真犯人フランクは、鉄道会社を経営するモートンを前にしていました。鉄道を通すためにマクベイン家の土地を手に入れたがっていたモートンが、フランクに依頼したことだったのです。しかし、モートンはフランクに脅せとは言ったが殺せとまでは言っていないと彼を責めるのでした。そんな言葉も一切意に介さないフランク。策があるから任せろとすごみます。 ハーモニカの男は、やがてフランクとモートンの居場所を突き止めます。列車の中が彼らのアジトでした。中へと侵入するハーモニカの男。一方、様子を窺っていたシャイアンも列車へと近付いてきます。 やがて捕らえられてしまったハーモニカの男。この謎の男がなぜ自分に近づいてきたのか分からないでいるフランクは、この場を部下に任せ、ジルの下へと向かいます。 フランクが姿を消した後、シャイアンも列車に入り込み見事ハーモニカの男を救出します。マクベインが鉄道会社に屈せず、自らの手で駅を作り、この辺りを発展させようとしていたという強い意思の持ち主であることをシャイアンへと伝えるハーモニカの男。その志を知ったシャイアンは、ハーモニカの男に力を貸すことを決意するのでした。 一方のフランクは、ジルをそそのかして土地を売るよう持ち掛けます。こんな土地など女一人でどうにかなるものではないと。ここを離れるつもりだったジルはその誘いに応じ、町で競売にかけることに。しかし、それはフランクの策略であり、裏で手を回して安値で買い叩こうという魂胆があったのです。 【転】 いよいよ始まった競売に潜り込んでいたフランクの手下が、あらかじめ決めていた値段を告げ、落札されようとしたその時、「5000ドル!」との声が上がりました。ハーモニカの男です。予定外のことにどうすることも出来ないフランクの手下。 その5000ドルという金額は、シャイアンの首に掛かった懸賞金と同じ額でした。彼を保安官へと引き渡し、土地の権利を手にしたハーモニカの男。 その一部始終を見ていたフランクは、ハーモニカを買収しようと持ち掛けますが、もちろん彼は応じません。 憤懣やるかたない様子で出ていったフランクでしたが、突然彼を襲う銃声が聞こえます。もはや用済みになったとモートンが仕組んだのです。しかし、そこへ何故か助太刀に入るハーモニカの男。フランクは彼の思惑を推し量れずにいました。 一方のシャイアンは、計画通り護送中に見事脱走。彼にとっては朝飯前でした。そして、シャイアンは手下を引き連れてある場所へと向かいます。 アジトへと戻ったフランクの目の前には異様な光景が広がっていました。それは、そこかしかに横たわる自分の手下たちとシャイアンの手下たちと思しきものの死体の山。いざ中へと踏み込むと、まだ辛うじて息のあるモートンを発見しますが、彼を見捨ててフランクは去っていきます。 【結】 その頃、マクベイン家の前では彼の意思を受け継いだ者たちによって鉄道建設が進められていました。ハーモニカの男も彼らと共に働いています。そこへ現れたフランク。そして、そのあとに続くように駆け付けたシャイアンは、どうやら先ほどの銃撃戦で傷を負った様子でした。 「お前が生きていると落ち着かない」とフランク。ハーモニカの男へ決闘を申し込みます。対峙するハーモニカの男とフランク。おもむろにハーモニカの音色が聞こえてきます。 引き金を引く二人。ガクッと膝をつくハーモニカの男。しかし、致命傷を負ったのはフランクでした。地面へと崩れ落ちたフランクの下へと近づくハーモニカの男。彼は、いまだに自分が何者なのか分からないでいるフランクの口にハーモニカをくわえさせます。 するとフランクの脳裏にある光景が蘇ってきます。それは、まだ幼いハーモニカの男の兄を自分が殺したんだという記憶でした。復讐を果たした男を目の当たりにしながら、事切れるフランク。 そして旅立っていく男と、その後を追うシャイアン。しかし、負傷が悪化したシャイアンは倒れ、彼の亡骸と共にハーモニカの男は去っていくのでした。 The End _Cinemarche みんなの評価 4.13/5.0 最高 (^0^) 西部劇にこんな凄い作品があったなんて、今更ながら驚いている。 俳優陣もさることながら、映像やカメラワーク、シーンのセンスが素晴らしい。 至高の西部劇であり傑作と言っていい。 最低 ( ` 3´) 1時間半で済むものを3時間にしたゴミ映画。 こんな映画見る価値なし。
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