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投稿者:Cavite
こちらのタイトルは既にご存じでしょうか? 「世界で最も危険な街」この掲示板へ訪れる方の大半がメトロマニラを訪問あるいは、通過なされたのではないでしょうか? 観賞を得てフィリピン、メトロマニラの現実をより忠実に再現した映画ですが、今さらながらその怖さと恐怖をよみがえりました。 そしてこの映画の特徴として自国のフィリピン人監督ではここまで正確に訴えできたでしょうか、国外のイギリス人監督だからこそ描けたのではと改めて強く感じた映画でした。 あらすじ: フィリピンルソン島北部山岳地帯のバナウエー(イフガオ州)で暮らす、典型的に貧しい稲作農家、バナウエーと謂えばライステラス(日本に置き換えるならば千枚田)で有名な地、その自然の美しさに魅了、私も随分前に訪れました、作物を育てるには非常に寒く厳しい場所です。 このバナウエーの千枚田に入って田植えをした経験が御座いますが、稲刈り時期でも水を抜いたり干したりすることが出来ません、それは一度でも抜いて仕舞うと耕作用水が簡単に溜まらないから、膝以上水が入ったままで泥奥深い水田の中で作業しなくてはいけません、僅かでも動けない程の泥深さです。 その地を起点に主人公の「オスカー」は田作を繰り返すも、不作で次回植えつける種もみも確保出来ず、遂に一家(夫婦 子供2人)揃ってメトロマニラへ移住を図った、普通のフィリピン人であれば最低でも信頼のおける親戚を頼るが、知人ですら頼る人がいなかったのか? この場面は、どちらかと謂えば我々に近い姿です、バナウエーからメトロマニラ迄は約8時間前後、グーライ(野菜)を運ぶジプニーにお願い致しマニラへ向けて一家同乗致し向かった。 そこからがオスカーの死へ向けての行進が始まった。 出会う人、出会う人、必ずと謂う位目的と裏がある社会、優しく魅せるかの様にしてそっと声をかけてくる、本当は未人にも親切心など欠片にもないそれが大都会人である、しかし一家で出て来たばかりのオスカーにはやっかいとなる住居すらない、急いで見つけなけねばならない、その見つけたい焦り一心の者に都合よく声をかけてくるのがこの国も怖さである、しかし、一旦それを受け入れて仕舞った後にはどうなるか、田舎者のオスカーにはまったく知る由もない。 後に騙そう者、騙される者、騙しつくされながら親切心を抱き続けやがて、すべては仕掛けだったと「知る」、、、 謂いかえれば日本のフィリピンパブで知り合い良い中となった男女間から、初めてフィリピンに訪れた日本人その者に近い、、、 そう謂った人間社会の渦中に一気に巻き込まれるメニラ、最後は生き絶えた冷酷非道差だけが残る、まさに弱肉強食社会とはよく言った者だ それがメトロマニラであり世界で最も危険な街と謂われる意味も理解できそうだ、そんな姿を忠実に描いた映画です。 まるで自身を見た様です、知れば知る程怖い街それがメトロマニラ、日本の893でも義理は重んじますが、ここではすべてが仕組まれて襲われる
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