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投稿者:ロマン・ポランスキー
[YouTube:VdQ5_nDChDU:R] 戦場のピアニスト(原題: The Pianist 仏・独・波・英合作) 2002年 全世界年間興行収入ランキング39位 1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。必死に身を隠し、ただ、生き延びることだけを考えるシュピルマン。だが、ある晩彼は遂にひとりのドイツ人将校に見つかってしまう・・・・・・実話を元に映画化 監督 ロマン・ポランスキー 代表作 『ローズマリーの赤ちゃん』『チャイナタウン』『ゴーストライター』 脚本 ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー 音楽 ヴォイチェフ・キラール 代表作 『死と処女』『ある貴婦人の肖像』『トゥルーマン・ショー』 主演 エイドリアン・ブロディ(ウェイディク) 代表作 『シン・レッド・ライン』『ミッドナイト・イン・パリ』『ブロンド』 原作 ウワディスワフ・シュピルマン 『ある都市の死』 邦題 『ザ・ピアニスト―廃墟ワルシャワからの奇跡の生還』 上映時間 150分 登場人物 ウワディスワフ・シュピルマン: ユダヤ系ポーランド人のピアニスト。通称 "ウェイディク"。 ヘンリク: ウェイディクの弟。(エド・ストッパード) 代表作 『ザ・プリンセス』 ユーレク: ウェイディクの友人。(ミハウ・ジェブロフスキー) 代表作 『バトル・オブ・ヒーロー』 ドロタ: ユーレクの妹。(エミリア・フォックス) 代表作 『フローズン・タイム』『人生は、奇跡の詩』『フラッシュバック』 ヤニナ: ポーランド人歌手。(ルース・プラット) 代表作 『デビルズ・ストーム 』 ヴィルム・ホーゼンフェルト: ドイツ陸軍の大尉。(トーマス・クレッチマン) 代表作 『スターリングラード』『U-571』『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 【起】 第二次世界大戦中のポーランド。ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンは、ラジオ局で演奏を録音していた。しかしその途中で爆撃が建物を襲う。シュピルマンは逃げる途中で、友人ユーレクの妹ドロタと知りあう。 イギリスとフランスがドイツに宣戦布告し、シュピルマンと家族は、もうポーランドは安泰だと喜ぶ。しかしその希望も空しく、ポーランドはドイツ軍に占領されてしまう。 シュピルマンの家には金がなくなってきており、シュピルマンはピアノを売らざるを得なくなる。また、ドイツ軍の勅令により、ポーランドでユダヤ人に対する差別が広がってきていた。ユダヤ人にダビデの星の腕章をつけることなどが義務化され、ユダヤ人への圧政はどんどんひどくなっていく。ついにワルシャワ市内のすべてのユダヤ人が、狭いユダヤ人居住区(ゲットー)に移住しなければならなくなってしまう。 ユダヤ人達がゲットーに移動していく列を、ドロタが眺めていた。シュピルマンに一目逢えればと思ったのだ。2人は別れを告げ、ユダヤ人居住区には壁が築かれた。 【承】 シュピルマンは非ユダヤ人向けのレストランでピアノを弾く仕事を得る。一方シュピルマンの弟ヘンリクは、今の状態に怒りを募らせていた。毎日大した理由もなくユダヤ人が殺されていく。ついにヘンリクは、反政府活動で逮捕されてしまった。シュピルマンはユダヤ人警察のへラーに頼み込んで、弟を解放してもらった。ヘンリクは情報を得てきていた。ドイツ人のために働いているという証明書がなければ即強制収容所送りだと言うのだ。シュピルマンは父の雇用証明書を得るために奔走する。 家族全員の証明書が取れ、ほっとしたのも束の間、またしても移動の命令が出された。皆強制収容所送りになるのだ。ユダヤ人達が強制収容所行きの列車へ乗せられる中、ユダヤ人警察のヘラーがシュピルマンを助け出す。家族はみな列車に乗せられ、シュピルマンだけが取り残されてしまった。 シュピルマンはゲットー内で、力のいらない仕事を回してもらいながら生き延びていた。やがてゲットー内で武装蜂起のムードが漂い始め、シュピルマンはゲットーを脱出する。 【転】 シュピルマンは知り合いのポーランド人歌手のヤニナに手引きしてもらい、ゲットーのそばにあるアパートの1室に隠れ住む。しかし隣人にばれてしまい、逃げざるを得なくなる。緊急時用にと渡されていた連絡先を訪ねると、なんとその相手はドロタだった。ドロタは別の男性と結婚し、夫と共に反政府活動を行っていた。ドロタと夫はシュピルマンに隠れ家を用意する。 ゲットーで武装蜂起がおこった。しかしドイツ軍に制圧され、多くのユダヤ人が殺される。 シュピルマンは隠れ家で生き延びていたが、だんだん食料の供給が滞ってくる。食料を届けてくれるはずだった人物が、ドロタ達から受け取った金を着服していたのだ。栄養失調で黄疸になったシュピルマンだったが、ドロタ達のおかげで一命をとりとめる。 ワルシャワ蜂起がおこり、ドイツ軍がワルシャワを攻撃。シュピルマンの隠れ家もドイツ軍に爆破されてしまう。廃墟となった街で、シュピルマンは無人となったある家に忍び込む。空腹の中缶詰を発見するが、缶切りがなく開けることができない。その音に気づき、ドイツ軍の将校・ホーゼンフェルト大尉に見つかってしまう。この家は、ドイツ軍が拠点として使うことになったのだ。 シュピルマンがピアニストだと知ったホーゼンフェルト大尉は、近くにあったピアノで彼に1曲弾かせてみる。シュピルマンの演奏に心を動かされたホーゼンフェルト大尉は、シュピルマンを屋根裏にかくまい、食料を差し入れるようになる。 【結】 ホーゼンフェルト大尉とドイツ軍は、街から撤退することになった。ホーゼンフェルト大尉はシュピルマンに最後の食料と自分のコートを渡し、去って行った。 街にソ連軍がやってきた。シュピルマンはドイツ軍のコートを着ていたため銃を向けられる。しかしポーランド人であることがわかり事なきを得る。ドイツが敗れ、戦争は終わったのだ。 ユダヤ人達は強制収容所から解放された。シュピルマンの友人のユダヤ人バイオリニストが、捕えられたドイツ軍の集団を見かけ、罵声を浴びせる。すると彼が音楽家だと知ったホーゼンフェルト大尉が声をかけてきた。「自分はシュピルマンというピアニストの命を救った。彼に自分を助けてほしいと伝言してくれ」と。しかし立ち話をしているのが見つかってしまい、友人は彼の名までは聞くことができなかった。 シュピルマンはその話を聞く。しかしシュピルマンにも彼の名はわからず、ホーゼンフェルト大尉はそのまま戦犯捕虜収容所で亡くなった。戦後、シュピルマンは再びピアニストとして活動を再開する。 The End_MIHOシネマ 第75回アカデミー賞 監督賞、主演男優賞、脚色賞 受賞 みんなの評価 3.9/5.0 最高 (^0^) これを見ずには死ねなかった。この年で、わりかし若いうちに出会えて心の底からよかった。 鑑賞後の思いはまずそこに集約していった。 最低 ( ` 3´) 名作なのは知ってたけど初めて観た ユダヤ人迫害は教科書でしか見たり読んだ事がなかったけど実際に映像で見ると映画とはいえ終始きつかった 平和な時代に生まれてよかった
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