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投稿者:藤吉功
ラン科ツチアケビのご紹介です。オニノヤガラと同じようにナラタケなどの菌糸に寄生する腐生植物。地下茎は太く3cmほどの団子をつなぎ合わせたようにでこぼこして四方に広がり、地上に茎を出します(写真1枚目)。中には、高さ60cmの個体も(写真2枚目)。 受粉は、一般的には”風や昆虫(動物)が媒介”しますが、本種では自動自家受粉で結実するとの報告があります。 果実は、真っ赤に熟して垂れ下がり、その形状が名前の由来となりました(写真3枚目、10月下旬撮影)。ちなみに、種子散布は、ヒヨドリなどの野鳥に頼っている(ついばまれ、消化管を通って種子が運ばれる)そうです。
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