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投稿者:grove
 次は、レストランで鶏肉のケバブの昼食を食べてから、エジプト考古博物館に入場観光しました。写真撮影代は50ポンドで一部を除いて許可されており、ガイドが紹介してくれた展示品はほとんど撮影しましたが、ガラスケースに入っていたものはうまく撮れませんでした。  ツタンカーメンの一部のコーナーは撮影禁止で、希望者はツタンカーメンの黄金のマスクと一緒に5000円で記念撮影できることになっていました。ツタンカーメンの埋葬品はたくさんあって、カバの装飾、雌ライオンの装飾、ハトホルの雌牛の装飾がそれぞれついた金ぴか寝台があって、棺が入っていた金ぴかの入れ物など、18歳で亡くなったので権力が弱く墓が質素だったために盗掘をまぬがれたと言われているファラオの埋葬品でも、玉座をはじめとして素晴らしく豪華な財宝ばかりでした。テレビを見て知ってはいましたが妻のアンケセナーメンが棺に供えたヤグルマソウの花束がけっこうたくさんの分量があり、BC1359年って、今から3370年前のドライフラワーなのにちゃんと残っているって凄すぎて、感動もありました。  100ポンドを払って、ミイラ室も見学しました。歴代ファラオのミイラが並ぶ中で、いました! ラムセス2世のミイラが! すごいワシ鼻で特徴的な顔でした。動物のミイラ室もあり、ワニ、猫、鳥などいろいろです。ハトシェプスト女王の他、長い髪の女性(王妃?)のミイラもあり、髪の毛が張り付いていたり、偽の目がついていたりで、なんだか気持ちが悪く、幼いころに東京科学博物館でミイラとほし首を初めて見て怖くてしょうがなかったことを思い出しました。途中から中国人の団体に遭遇して、館内が急に騒々しくなり、写真撮影もしにくくなりました。5時になって追い出されるように閉館となり、夕食は空港近くのレストランで魚のグリルとゴマペーストやソラ豆ペーストなどのヌビア料理。カタール航空で帰りましたが、飛行機内では和食が選択でき、映画も往復で6本観ることができました。  羽田帰着は15分遅れでも22時45分には着いたのですが、羽田から15分の平和島温泉の無料チケットと朝食付きだったので、温泉に入って、リクライニングシートに横になりました。あまりよく眠れませんでしたが朝も温泉にはいって、早めに帰宅しました。  お土産店は、石細工店、金細工店、香水と香水瓶店、パピルス店に立ち寄り、それぞれ石つくりやパピルスの作り方、香水の香り、香水瓶の作り方を見学して、日本語での説明も受けました。ラクダの形の香水瓶が素敵で、これに白砂漠の砂を詰めて飾るといいといわれ、砂はペットボトルに半分もすくってきましたが、香水瓶はとうとう買いませんでした。金細工はカルトゥーシュ(ファラオの名前を囲む楕円)の形のペンダントトップに自分の名前をヒエログリフで金細工するというのがあり、人気でした。他にはクルーズ船の中で、エジプト綿のティーシャツやポロシャツに刺繍でカルトゥーシュの中にヒエログリフの名前を入れるというのがありました。お土産のお菓子はピラミッド型のチョコとデーツにアーモンドを挟んだものを紹介されましたが、チョコとパピルスのしおり、マグネットだけしか買いませんでした。エジプト特有のお菓子は食べましたが、すごく甘くて喜ばれる気がしません。  今回のエジプト旅行で、心配だったことは治安と衛生ですが、クルーズではヌビア料理は少なくて、生野菜も安心して食べました。アスワンハイダムには銃を持った兵隊や装甲車がいて驚きましたが、兵隊はにこにこして手を振っていたし、子供も日本人を見て笑顔で、写真に入ってくれと言われることも何回かありました。物売りはしつこいのですが、1ドルのパンフとか、2ドルのバックをガイドが中継してくれました。24名の参加者には70代の後半のかたもいましたが、皆元気でお腹を壊した人はいなかったようです。昼は暑くなるのですが、ほとんど毎日ライトダウンの上着を着ていて、ロングのダウンコートの出番もありました。カイロの町の街路樹がほこりで汚れているのは仕方がないと思いますが、道路にごみがたくさんあって、これだけの観光資源があるのですから、きれいにできればよいのにと思いました。94%が砂漠の国で、夏は40度を超えるそうですから、11月から2月の観光がお勧めです。
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