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投稿者:ストロボ中野
驚いたのがこちらのジオラマ。世界最大の戦車戦だったクルスクのジオラマで、「フェルディナンド」を回収する「ベルゲパンツァー」です。これはすごい。なんかすごいオーラが出ていました。それもそのはず、この作品は2003年のJМCで「サポーターズ大賞」を受賞し、なんとアメリカにまで運ばれて展示されたというすごい作品です。プラモデルの日本代表です。当時のカワサキ整備兵さんはたぶん中間管理職ぐらいやって、メッチャ忙しかったはずなのに、よく制作時間を見つけたなと感心する素晴らしさ。デキる男は時間の使い方がうまい。ちなみにエナメル塗料は時間がたつと白っぽくなるそうで、兵士の顔を少しだけ塗装したそうです。 フィギュアもいろいろなメーカーのボディとヘッドを組み合わせて自然なポーズを作ったり、後ろにヒマワリが咲いていたりと見どころは多いのですが、私が特に好きなのはこの塗装の剥がれ具合とキャタピラのさび具合、そして細かいチェーンを使ったリアルさの積み重ね。本当に素晴らしい。20年前の作品ですが、もうすでに最近はやりの様々な汚しのテクニックを使用しているとのことで、たぶんアメリカでもメジャーの大谷のようにアメリカ人を驚ろかせた作品になったと思います。 そして今や進んでいるのか戻っているのかよくわからないけど、とても気になる向野会長の「フェラーリ312Т改造312Т2」。もう3年目を迎えたそうですが、それだけの情熱をつぎ込めるのは本当に凄いと思います。何事も「中途半端でちゃらんぽらん」な私には考えられない一途さです。すばらしい。
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