投稿者:清水拡智
ウェザーブリーフィングでは、昨日の良い空気は 西側へ移動(西へ移動!)。東側の湿った(熱帯系)空気が西側へ押し込んできてWet。12時には5000ft、15時くらいに8000ft級のCuコンディションになるも、積雲ができ始めると急速に立ち上がりシャワー・発雷の恐れがあり、あまりロングタスクはしない方が良いとの事。
さらに発雷の可能性が高いのはTocumwalを中心とした南北ゾーンの予報。最悪、戻るに戻れない可能性があります。
ブリーフィングでビビらせたせいか、昨日とは打って変わって飛ぶ人は4~5人。
短時間でもコンディションそのものは良さそうなので、12時から15時の3時間は飛ぶことにし、その後は積雲の発達具合で決める事にしました。
タスクはセットせず、昨日と同様にいったん西に出て(昨日の東北東が西北西の間違い)そこから方針を決める事に。
12:12分離陸/1700ftAGL離脱
コアがまとまらず、安定してなかなか上がれません。Cuはまだでき始めで、5000ftくらいのベースのものがちらほらと。
少し時間はかかりましたが、4000ftまでとれたのでひとまず出発。
相変わらずサーマルにまとまりはありません。サーマル間は狭くヒット率は悪くありませんがペースが掴みづらく。積雲のサイクルも早い。
しばらく時間が経ってから、湿気が多くてサイクリックコンディション、サーマルはバブル状と単純に考えれば良い事にようやく気づいて、トリガーラインに集中・センタリングに凝りし過ぎないように切り替えるとようやくテンポが良くなりました。
西に70kmほど出たところで14時45分。塔状積雲がかなり増えてきました。深追いせずに戻り始める事にしました。
積雲はどんどん発達。この頃になると雲の吸い上げが強く、Baseも6000~7000ftくらいになってきました。
15時30分位には戻ってきましたが、まだ持ちそうなので北東に進出。40kmほどいった所で16時。いよいよ雄大積雲や金床雲ばかりになってきました。
そろそろ潮時かと戻る事にしましたが、何だか雄大積雲も最終発達しきれずに息切れしている様子。
まだ行けそうなので、雲の比較的小さい(=日射が残っている)南側に70km進出してもどってきました。17時着陸。着陸の少し前ころからシャワーのエリアができ始めました。
変則コースで390km。後半は強いリフトを選択しアベレージャーで5ktを下回らないように
していましたが、結果の速度はイマイチです。
コンディション結果論ですが500kmデーでした。Benallaの方はTocumwalとは対照的に積極的にタスクセットをして多数機が飛んでいたようです(800km飛行もあり)。Benallaの飛行場自体はシャワー予報域から外れていたのでしょうか。
明日以降も予報の変化が大きいようなので、油断なく準備します!
OLC(短縮)
ttps://x.gd/Atmhj
WeGlide
ttps://www.weglide.org/flight/360884
写真左)15時頃の雄大積雲
写真中)吸い上げの場所は、こんなリフトがゴロゴロ
写真下)17時前頃シャワーが落ち始める(かわして飛べるレベルで収まりました)