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投稿者:南條MH
この時期になると、「喪中」の連絡や「今年から年賀状は止めます」のハガキが来ます。 その中に昨日、「高山裏避難小屋」の山番をやっていたS田さん(82歳)からの「年賀終い」がありました。 山小屋はいろいろな種類があり、例えば年中営業か季節だけか、有人か無人か、食事や寝具の提供があるかないか、テント場の有無等々。 登山するときはそういうのを調べていくのですが、その高山裏(たかやまうら)は、南アルプスのメインから少し外れた所にある夏季だけ小屋番がいて、寝具は貸してくれるけど、食事は自炊という小屋。 S田さんは一見とっつきにくい愛想のないオジサンに見えたけど、我々と年齢も近く、話しているうちに人柄も分かり、その後何十年も交流がありました。 山小屋にいない時は千葉に暮らし、他の仕事をしているのです。 でも、もうあの小屋まで歩いて行けなくなった(どこから入っても2日歩かないと辿りつけない場所)、人生も閉める時期に来たので賀状は終わりです、と。 夕方、ヘロヘロで来た青年に、説教しながら、自分のためのインスタントラーメンを作って食べさせている姿を思い出しています。 写真はその小屋(前にいるのは相方=ずっと昔の)と、S田さんが管理してくれてた水場(縦走するものにとっては命綱)
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