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投稿者:七時雨山
六出星極印=やつで極印としたのは雑銭の会の会員だと思います。しかし、六出星極印とやつで極印は別物です。 私はやつで極印を変形桐極印と呼んでいます。 六出星極印は明治、大正期の岩手の古泉家の間で言われていたものだと思います。新渡戸仙岳氏が著作物に記述したのが始まりかもしれません。六出星なので角が六個ある星いわゆる六芒星のことだと思います。 浩泉丸氏のホームページの古銭関係へのリンクの中にめんどう氏のブログ「南部藩、藩札岩手関係の貨幣のお話です。」がありますので、そのブログの2016年9月18日の記事をご覧ください。小笠原白雲居氏の南部鋳銭考メモが掲載されています。六出星極印と変形桐極印のスケッチがあります。この極印が栗林座の極印です。これ以外は贋作だと思います。摩耗により損傷した極印も使用されているため変形桐極印をやつで極印したのだと思います。 残念ながら六出星極印の盛岡小字は持っていませんので、壽比南山大黒銭の極印と盛岡小字の変形桐極印を掲示しますので参考にしてください。 因みに盛岡銅山の桐極印は、壽比南山大黒銭の小極印と同一であることはO氏の蔵品と対比して確認していなす。盛岡銅山の変形桐極印の方は昭和泉譜の原品をお持ちの方の現物で確認し、同一極印であることの証明のため変形桐極印の盛岡小字をお譲りしました。
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