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投稿者:関西のT
画像は中郭と最近入手した長郭の銅母銭です。 中郭母は浩泉丸様には以前お披露目していますが、今回は皆様の意見を聞きたいので公開致します。 ①この品、郭内に嵌郭の時に生じるような気泡の跡が残っています。 背側に偏っていることからも見切り線跡だろうと半ば確信状態ですが、既存の定説では中郭は広郭銅母の郭を削って中郭母を作ったとなっています。 が、見切り線があるなら錫母などの上位母銭が存在しないといけない。 勿論、知られている広郭銅母を拡穿した贋作にも見切り線は物理的に出来ないので違う。 縦:50.25mm /横:33.35mm /文:42.15mm ②最近入手の長郭母銭です。 見えにくいですが、こちらも中郭母と同じ場所に管理番号“六“と墨書きがあるので本座でしょう。 縦:50.05mm /横:33.10mm /文:42.05mm この品ですが、二天と寳貝を除き浅地になっています。正確には面側が深淵状態なので輪に近い部分は深字状態を維持できている状態。 さて、何故浅地になっているのか? よく見ると保通字はやや角が立っているので恐らく後天的に潰されたのだと思います。 本座は摩耗母銭は溶かして次の母銭へ再利用と聞いたはずですが、潰す意味は悪用防止?? そもそも母銭を字を潰してまで残す意味が分からない。そして文字を潰した母銭自体も初めて見ました。 この2枚、皆様どう思いますか?
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