投稿画像

1

投稿者:浩泉丸
新寛永通寶の中の難獲品ながら、地位の低下が著しい品です。いわゆるエラー銭ですけど贋造が容易で、複数の心悪しきものが贋造にかかわっていた点は、下田刻印、米字刻印などと同じ。覚悟がない限り手が出せない品です。 贋作は本物の無印通用銭を土台に、新たに作った極印を打刻したものです。輪十後打は母銭に刻印を打った後、整形してから鋳造します。したがって銭の歪みはその段階で修正されています。打刻されている場所が歪んでいたり、背側に打ち傷のあるもの、側面に修正痕跡があるもの、全体が焼けているものには手を出さないことです。この品はギリギリで大丈夫だと判断しましたが、其れとて完全なものではありません。刻印銭には手を出すな・・・が正しいと思います。 古銭に関係のない話 休みのたびに山歩きをしていますが、今月早くも2回目の鋸山へ。標高は300mあまりしかありませんが、昔の石切り場なので地獄の不規則階段が待っています。山頂まで一番直線的なルートを選んだのですが、土曜日とはいえやけに人に会うなと思ったらロープウェイが強風でお昼前からとまっていました。あまり人に会いたくないので、下山は誰も選びそうもない鋸山裏登山道へ。ハイキングコース看板には石の階段コースとだけ書かれていますが、鋸山にあるお寺の入口管理人さんもあまりよく知らないみたい。下山口はロープウェイ駅のテラスフェンスの切れ目から降りられる細道で、入口付近に案内もなくまるで従業員専用通路みたい。ロープウェイ側としてはこの道はライバルですから積極的に紹介したくないのでしょうけど、これでは分からないですね。山頂付近には幅1mぐらいの左右絶壁の細尾根が続くところもあり、確かに危険なのであまり勧められないわけもありそうですけど。下山を終えたら登山道入口はロープウェイ会社の駐車場に続く路上にあり、危険と書かれて塞がれていました。(頂上側の降り口は解放されていて、危険個所はほぼありませんが、階段が苔むして落ち葉が多く滑りやすい。途中、キョンに遭いました。キョンは小型犬サイズの豆鹿です。見た目は可愛いのですが鳴き声が不気味。)
投稿記事
画像を拡大