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投稿者:BWF指導者 ユーリア・ラーム
ほう! ほう、ほう、ほう……。 よりにもよってこの私にそれを述べるか。 その胆力は買うが、貴殿は我が党のことを何も知らないと見える。 我々が奉ずるは指導者原理と国家、国粋主義。 勿論その中で、時には敵と手を結ぶことはある。その点を認めることに吝かではない。 だが、その上で敢えて言おう。 我にとってそれは、勝利のための協力であって、協力のための勝利であってはならない。 目的と行動が逆転している。逆立ちをする男のように滑稽だ。 「政権を取る」…… 確かに。 それはとても重要なことだ。 我々の偉大なる先駆者達がついぞ成し遂げられなかった見果てぬ夢だ。 だが、それは過程だ。 目的ではない。 私は政権を取り、国家指導者になるだろう。 その過程において、現在の国家の指導者たるビョークルンド、あの男を倒さないなら意味がないのではないか? 倒すというのは、連立内の第一党を競うというものではない。 正面から挑戦して、打ち倒すのだ。木を切り倒すが如く、だ。 老シュワルツも社民党党首も一代の傑物だ。 ハンソンも……大いに立場は異なるが、今の私はその実力を認める。 そしてそれは、現在の国家の指導者たる国王ビョークルンドもだ。 我々は誰かと手を結ぶかもしれぬ。だが、それは諸君らではない。 政界において、そしてこの世界において諸君ら協調ブロックは、断じて我々の宿敵である。 残念だが、君はメフィストたるだけの胆力はあっても、ファウストの魂を得るにはあと一歩足りないようだ。 我が好敵手の一員よ、ますます努力したまえ。
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