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投稿者:目撃者A
写真左:圧接部の外観検査による合否判定基準。 写真右:圧接面での破断写真。破断してはいけない部分で破断した場合、全ての作業は一旦停止して、原因の究明と対策を検討する。 ガス圧接を行った場合、圧接部の外観検査(上表の合否判定基準による検査)および、その繋ぎ部分の接続強度を確認するために「引張強度試験」または、「超音波探傷試験」を行います。基本的に超音波探傷試験は非破壊検査のため全数検査としますが、引張強度試験は破壊検査のため全てを検査することが出来ないので、一日あたりの圧接箇所数と施工者組数からロットを決め、1ロットあたり3本のテストピースを任意の位置から抜き取り、試験機で鉄筋が破断するまで緊張力をかけ、破断した時の力の大きさと破断位置から合否を判定します。 ■引張強度試験による合否判定基準 (下記の全てを満たす場合に合格) ①破断した時の力は鋼材の規格数値を上回っていること。 ②破断した位置は圧接面ではなく母材の位置であること。 (母材破断の必要性は、圧接面の強度が母材よりも上回っていることを確認するためです。)
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