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投稿者:永井
サロス周期とは・太陽・地球・月の位置関係が相対的に同じ様な配置になる周期の事で、1サロス周期は「18年と10日と8時間」です。 サロス周期は、周期毎によく似た日食が見られることで知られていますが、来月4月8日(日本時間4月9日)にメキシコ北部西海岸から カナダ東部ニューファンドランド島にかけて北米大陸を横断する「皆既日食」が見られます。 残念ながら日本では見ることが出来ませんが、来月の北米・皆既日食の1サロス前の日食がシリアからエジプトをかすめトルコを横断する日食で時は2006年3月29日の事でした。 この時は関東の知人からメールでのお誘いがあり、ツアーに参加しトルコ観光とカッパドキアで撮影しながら初めての皆既日食体験をしたものでした。 指折り数えると確かに18年前の事・細かい事は殆ど覚えておりませんが、初めての皆既日食の感動は忘れられるものでは有りません。 とは言いながら 6分間隔での連続撮影と天体望遠鏡に付けたカメラのファインダーを覗きながら日食の経過を撮影していましたので、 皆既になった3分チョットの様子で記憶に残っているのはファインダーの中の太陽だけでした(笑) それでも皆既になって薄暗くなって来たことや気温が若干低くなって来た事、見ている大勢の方々の歓声などははっきり覚えているのでした。 サロス周期の最後の8時間は地球が1/3廻る事ですから、前回の日食からその分(120°)西側に移動すると言う事になります。 太陽の欠け影具合や、地球上での始まりから終わりまでの移動ラインなどは前回に似た様な日食になると言う事でも有ります。 日本で日食が見られるのは6年後の2030年6月1日夕方・北海道での「金環食」まで待たねばなりません。この時北海道除く全国では部分日食になりますが 食分(かける割合)は仙台0.859、東京0.795とかなりの欠け具合ですので楽しみです。 北海道まで行って「金環日食」を見るか、移動せずに「部分日食」を見るかはその人なりですが、その時、何歳になっているか?が決め手でしょうか? 私はその年米寿です。 18年間にトルコで撮った日食を3枚張り付けて置きます。 余分ながら、左手手術の経過ですが、今日抜糸・明日夜から切ったところを濡らしてOKとなりました。
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