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投稿者:小沢哲史
2022-9-25 10:20頃 放水路(直線河川) 発生場所は発艇場から上流約3kmの橋脚,感潮域 9:19満潮・大潮・往路逆流)水温約21.6℃(発艇場),北東2.5m/s(往路逆風,インシデント発生時はほぼ無風)快晴. クルー: 混成4X+(バウから支援OB,顧問,高校女子2名,女子舵手(いずれも1年,舵手経験短い)メニュー;緩漕主体で距離漕.陸から伴走・トランシーバ交信. 逆流・逆風の中,あまり進まず,3km遡上したところで,上流のウェイクボード活動域にさしかかり,時間の余裕はあったが念のため,当該橋での折り返しを指示した.ウェイクボードの活動域との干渉を避けるため,「右側で旋回」を指示したのち,伴走都合で目を離した. 舵手は,「右旋回」と理解し右旋回後,中央に向かった.どの橋脚を回るか意思の疎通不十分,橋脚位置把握不十分なままバウは左岸側を回ろうと漕ぎ,コックスは中央を下ろうとし,制御不十分なまま橋脚にバウ右舷リガーとオールが接触した(擦過傷,亀裂なし). 橋脚リスクは日頃の安全指導で十分に認識され,また大人2名も乗艇し,流れのリスクの中,ヒヤリはあっても接触まではないだろうと楽観していたが,全体でまだ経験は浅く,コックスの経験も浅いので,接触まで発生した状況. 改良点 ※意図しなかった想定外の右旋回 ・支持者:指示の内容を丁寧に,また理由を説明(正しく理解できるように) ・受け手:内容が理解できない指示に対して,うのみにせず納得のいく行動をとる(少なくとも時間に余裕がある場合) ※衝突主因 コックス意図とバウ任意漕ぎのギャップ含む ・橋脚から目を離さない.おそらく,流される状況把握が不十分. ・未熟でもコックス指示が基本. ・ベクトルの成分,「流れ」と「自漕」のうち,前者の過少推定が読み違いの主因になることは多い.流れにさからわないステアリング・センスを磨く
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