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投稿者:疲れ果てたエプレボリ伯爵退役中将
さて、道中がてら説明させていただきましょう。かの契約の箱は、非常に取り扱いが面倒です。まず、基本的に触れてはなりません。どうしても触れる場合、律法に乗っ取り潔斎して、古いレヴィ族の祭司の服装をしていただく必要があります。もしおられるなら実際にレヴィ族の血を引く方がやられると良いでしょうね。もしそれ以外で箱本体に触れた場合、消し飛びます。これは本当です、本当の話なのですが…、不死身の人食いワニが消し飛びました。このことから、厳密には消し飛んだのではなく実際には神に捧げ尽くされたので地上には存在せず天の国にあるのではないかとも考えられ得るのですが… そして、絶対に箱を開けないこと。箱を開けるための儀礼は喪われて久しく、申命記その他の文献にも口伝にもありません。不用意に開けた考古学者とその場に居合わせたドイツ極右政党の私兵2個中隊は文字通り『消滅しました』 くれぐれも間違いのなきよう。 さて、この坑道の最奥ですな、ここです。あれが《聖櫃》、【契約の箱】になります。
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