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投稿者:アラン・パーカー
[YouTube:Cn5I1RnN4mQ:R] エンゼル・ハート(原題: Angel Heart 米国) 1987年 全米年間興行収入ランキング50 ランク外 1955年。ブルックリンの私立探偵、ハリー・エンゼルはルイ・サイファーという男から仕事の依頼を受ける。それは10年前に失踪した人気歌手、ジョニー・フェイバリットを捜してほしいというものだった。ハリーは捜索を開始するが、彼の行く先々では奇怪な殺人が続発、事件の全貌を知ろうとしたハリーを待っていたものは思いもかけない真実だった…… 監督 アラン・パーカー 代表作 『ミッドナイト・エクスプレス』『ミシシッピー・バーニング』『アンジェラの灰』 脚本 アラン・パーカー 代表作 『小さな恋のメロディ』 音楽 トレヴァー・ジョーンズ 代表作 『バンデットQ』『父の祈りを』『ノッティングヒルの恋人』 主演 ミッキー・ローク(ハリー) 代表作 『白いドレスの女』『ナインハーフ』『レスラー』 原作 ウィリアム・ヒョーツバーグ 小説 『堕ちる天使』 上映時間 113分 登場人物 ハリー・エンゼル: 私立探偵。 ルイ・サイファー: 行方不明者捜索依頼人。(ロバート・デ・ニーロ) 代表作 『タクシードライバー』『ディア・ハンター』『ヒート』 ワインサップ: サイファーの顧問弁護士。(ダン・フロレク) 代表作 『イントルーダー 怒りの翼』『ゲッティング・イーブン』 イーサン・クルーズマーク: ルイジアナの大富豪。(ストッカー・ファウンテリエ) マーガレット・クルーズマーク: イーサンの娘で、ジョニーの元婚約者。(シャーロット・ランプリング) 代表作 『地獄に堕ちた勇者ども』『愛の嵐』 トゥーツ・スウィート: クラブバンドのギタリスト。(ブラウニー・マッギー) 代表作 『天国から落ちた男』 ファウラー: ジョニーの主治医。(マイケル・ヒキンズ) 代表作 『カンバセーション 盗聴』『民衆の敵(1976)』『少年の黒い馬』 エピファニー: ジョニーの元愛人の娘。(リサ・ボネット) 代表作 『エネミー・オブ・アメリカ』『ハイ・フィデリティ』 コニー: ハリーのガールフレンドで、新聞記者。(エリザベス・ウィットクラフト) スパイダー: 元楽団の団長。(チャールズ・ゴードン) 【起】 1955年のニューヨーク。ブルックリンの私立探偵ハリーは、小さな依頼をこなしながら生計を立てている。ある日、ハリーは弁護士ワインサップから連絡を受け、謎の紳士サイファーを紹介される。 ハリーは、サイファーが待ち合わせに指定した建物へ行く。ホールではキリスト教団体の集会が行われており、別の部屋はある男が自殺したため血まみれになっている。ハリーは、サイファー、ワインサップと対面し、依頼の詳細を聞く。 戦前、サイファーは歌手ジョニー・リーブリングに目をかけて世話をしていた。一躍有名になったジョニーは、戦地で頭と顔に大怪我を負い、記憶喪失になり帰国した。サイファーは、1942年にジョニーが入院した病院から毎年ジョニーの生存証明を受け取っているが、現在はジョニーの生存を怪しんでいる。サイファーは、ジョニーの生死の確認をハリーに依頼する。 ハリーは、ジョニーが入院していた病院へ行き、ジョニーが1943年に転院していることを知る。記録が1943年には流通していなかったボールペンで書かれていることから、ハリーは、何者かが最近になって新しく記録を書き加えたのだと考える。 ハリーは、ジョニーの主治医であったファウラーの自宅に侵入し、帰宅したファウラーにジョニーについて問う。12年前、ケリーと名乗る男と連れの女が病院に現れ、ジョニーを連れて行った。ケリーはファウラーを買収し、ジョニーが生きてずっと入院しているかのように偽装するよう命じていた。 ハリーは、モルヒネ中毒の症状が出たファウラーを置いて、一度外に出る。戻ったハリーは、射殺されたファウラーの遺体を発見する。ハリーは家中を拭いて自分の指紋を消す。 ハリーはサイファーに、ジョニーがケリーによって連れ去られていたことを報告する。殺人が起き、事件が手に余ると感じ始めたハリーは、サイファーに調査の辞退を申し出る。サイファーは報酬額を釣り上げ、断れないハリーは調査を継続する。 【承】 ハリーは、初めてサイファーと会った建物へ行き、サイファーと対面した部屋の戸棚の中に不気味な祭壇を発見する。ホールでは、全身を黒い布で覆った人物が椅子に腰掛けている。ハリーがその人物に近づいた途端、複数の男達がハリーに殴りかかる。男達を振り切り、ハリーは自宅に逃げ帰る。 ハリーは、女友達のコニーの調査から、戦前にジョニーは『スパイダー楽団』に所属しており、ギタリストのトゥーツと親しかったこと、マーガレットという婚約者がいたことを知る。 ハリーは、老人ホームに入っているスパイダーを訪ね、ジョニーの愛人イバンジュリンの存在を知る。 ハリーは、マーガレットに会うためにルイジアナへ向かう。マーガレットは自宅で手相占いをしており、ハリーは客を装ってマーガレットに接近する。ハリーはジョニーについてマーガレットに尋ねるが、正体がばれて追い出される。ハリーは、マーガレットが逆五芒星のペンダントをつけていることに気付く。 ハリーは、ルイジアナの片田舎に住んでいるイバンジュリンを訪ねる。イバンジュリンは既に他界しており、ハリーはイバンジュリンの娘エピファニーに接近する。エピファニーから有益な情報は得られなかったが、心惹かれたハリーは連絡先をエピファニーに教える。 夜、ハリーはトゥーツが出演するクラブへ行き、トゥーツにジョニーについて質問するが、トゥーツはハリーを相手にしない。食い下がったハリーは、警備員達に店から叩き出される。 ハリーは、店を出たトゥーツの跡を尾け、その先でブードゥー教の儀式を目撃する。トゥーツと同じく、エピファニーも儀式に参加しており、輪の中で狂乱的に踊っている。 ハリーは自宅に帰ったトゥーツを問い詰め、エピファニーはブードゥー教の巫女であることを知る。トゥーツは、逆五芒星が彫られた差し歯をつけている。ハリーはトゥーツに連絡先を伝え、その場を後にする。 【転】 翌朝、ホテルで寝ているハリーのもとへ刑事達がやってくる。昨夜、トゥーツは何者かによって殺害された。トゥーツがハリーの連絡先を手にして死んでいたことから、警察はハリーを疑っている。ハリーは警察に事情を説明するが、依頼主のサイファーの名は伏せておく。 マーガレットを再訪したハリーは、心臓を抉られて死んでいるマーガレットを発見する。マーガレットに関わっていたことを隠すため、ハリーは触れたものから指紋を拭き取り、マーガレットのスケジュール帳から自分の予約が書かれたページを破りとる。帰路、ハリーは、マーガレットの父親の使いだと名乗る男達に襲われ、町から立ち去るよう脅される。 ハリーはエピファニーを訪ね、ジョニーがエピファニーの父親だと知る。 ハリーは、ルイジアナへ来たサイファーに調査報告をする。3人が殺害され、ハリーは事件の異様性をサイファーに訴える。ハリーは、ジョニーが昔の知人を次々と殺していると推測している。 ハリーがホテルへ戻ると、エピファニーが部屋の前でハリーの帰りを待っている。ハリーはエピファニーを招き入れ、二人は関係を持つ。 翌朝、マーガレット殺害の件でハリーを事情聴取するため、刑事達がホテルへやってくる。刑事達は、しらばっくれるハリーに腹を立てる。 再びイーサンの手下に襲われ、ハリーは町の競馬場まで直接イーサンに会いに行く。ケリーの正体はイーサンだと見抜いたハリーは、12年前に何故ジョニーを連れ出したのか尋ねる。イーサンは、マーガレットからジョニーを引き離すため、ジョニーを誘拐してニューヨークの雑踏に置き去りにしたことを打ち明ける。 【結】 悪魔崇拝者のジョニーは、名声を得る代償に悪魔に魂を売り渡した。有名になったにもかかわらず、大戦で負傷して記憶喪失になったジョニーは、人生を取り戻すために悪魔に同い年の男性を生贄として捧げようとした。ジョニーは、ニューヨークの雑踏の中で戦地から戻った兵士ハリー・エンゼルに目をつけ、人知れず殺し、ハリーの名と立場を乗っ取った。 マーガレット、イーサン、トゥーツやエピファニーも悪魔崇拝者であり、4人はジョニーの秘密を隠し通してきた。 イーサンの話から、ハリーは自分がジョニーであることに気付く。ショックを受けたハリーがトイレで嘔吐する間、イーサンは何者かによって殺害される。 ハリーはマーガレットの家を漁り、ハリー・エンゼルと書かれた軍用ネームプレートを発見する。自分がジョニーであると確信して絶望するハリーの前に、突如、サイファーが現れる。 『ルイ・サイファー』とは魔王『ルシファー』のもじりであり、サイファーこそが真の悪魔であった。ハリーは、一連の殺人はサイファーによるものだと思い込んでいたが、実はジョニーの人格に戻ったハリーが4人を殺していた。サイファーは悪魔の教義を説き、ハリーは自分がジョニーであることを受け入れる。 突如、サイファーは姿が消す。ホテルに戻ったハリーは、エピファニーの血まみれの遺体を目にする。ハリーは、実の娘であるエピファニーと関係を持ち、その後自らの手で殺していた。既に現場捜査を始めていた刑事達は、ハリーを逮捕する。 警察が連れてきたエピファニーの幼い息子は、悪魔の形相でハリーを指差す。 The End _MIHOシネマ みんなの評価 3.6/5.0 最高 (^0^) 完璧。36年たっても色褪せない世界観! ハードボイルドであり、スリラーであり、オカルトであり、どの要素から見ても秀逸な作品。 映像美も素晴らしく、何度でも見れます。 最低 ( ` 3´) 上映された頃に観た。4回観ても、ちゃんと理解できたかどうか…と思う作品でした。 今観たら、違うのかもしれない
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