投稿者:フィンランド首相フォン・ヘッセン
諸君!エスターボッテンにしてポプヤンマーの市民、いやスウェーデン系スオマライネン諸君!
諸君の一部がヴァーサにて、独立を宣言したことを余は知った。
なるほど、確かにラプアの暴徒による騒擾、もはや目に余ることがあったろう。
そして、ラプアについては我が父カールレにその責の一端があることは疑いない。
余としても、その点については衷心より痛惜の念を禁じ得ぬ…。
しかしながら、スウェーデン系スオマライネン諸君は、スオミの悠久の歴史の一部であり、
その紐帯はストックホルムより、ヘルシンキの方が強いことは、諸君らも知っているはずだ。
我がスオミの「外」はいざ知らず、スオミ内のスオマライネンには民族、言語の違いはない!
思い出せ諸君!我が国最大の作曲家、「フィンランディア」の作者シベリウスは何者か。
北東航路を開拓し、北極海から日本までたどり着いた探検家ノルデンショルドは何者か。
我が国がロシアから独立したとき、内戦を勝ち抜いて独立を確保した我らの英雄マンネルヘイム元帥は何者か。
彼らはスウェーデン系であるからスオマライネンではないのか?
それとも彼らのやったことはしょせん「外国人」のやったことで、我が国に関係ないというのか?
否!
彼らは間違いなくスウェーデン系であり、そして我々と同じスオマライネンである。
政府は、スウェーデン系スオマライネンの財産及び権利を、
フィン系のスオマライネンと同様に保障することを約束しよう。
スウェーデン系スオマライネン諸君、我らは同胞である。共に手を取り合い、復興を行おうではないか。
余と政府は「沿岸スヴェーア社会共和国」なる存在を一切認めない。
何故なら、同胞たるスオマライネンは不可分の存在故。
…火事場泥棒並みに我が国に押し入ってきたグスタフ・ベックス。
そしてそれに従いスウェーデンより渡来した一党。
つまり「スオミ籍を持たないスウェーデン人」。
彼らはスオミにとって侵略者であり、
スカンジナビアであっては同胞を傷つける殺人者であり、
連合王国国王に背く大逆犯である。[
彼らに従うことはない。スオマライネン諸君、正道に戻ることを強く望む。
そしてスオマライネンではない「スヴェーア人」諸君。
我らスオマライネンの怒りを受ける前に、速やかに退去せよ。
これは警告である。速やかに、我らの怒りを受ける前に、スオミから退去せよ。