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投稿者:キイチロー
「日本最後の清流」と言われる四万十川を見に行きたいと数年前からエントリーしてきましたが、今年ようやく当選し、大会参加と観光のセットで行ってきました。  先ずは、観光&大会雰囲気紹介です。 四万十は遠い、でも、四万十川は素晴らしい。 「四万十という地名は聴いたことがあるが、どこにあるかは知らない」という方がほとんどだと思います。私がそうでした。当選して、初めて地図を開き、高知県の、南西端にあることを知りました。 大会に連携しているツアーに参加しました。 現地で自由観光ができるよう一日前倒しで、金曜日出発。 朝、自宅を出て、飛行機で高知空港へ、その後はバスで四万十市に向かうのですが、60kmの部スタートは山の中で四万十市内から大きく離れているので、バスを途中下車して、JR(予土線)と乗り替えて、・・・ 予土線は一両編成のワンマンカー。四万十川に沿って走ります。車窓から見える川が何とも素晴らしい。川岸には白い岩が多く、白い砂浜になっているところもある。車窓から見ても水のきれいさが感じられる。川が良く見えるところ、四万十川名物の沈下橋が見えるところでは、数名乗っていた大会参加者は、立ち上がって窓辺により、スマホで懸命に撮影。 そんな素晴らしい風景なのに、この路線は、一日に上り下り各6本が走っているだけ。超赤字路線らしい。東京からも、京阪神からも遠くて、観光客は少ない。その少ない観光客を自動車に奪われ、予土線は廃線の心配もあるらしい。大変なところに来てしまった。(笑い) 宿泊地に着いたらもう夕方。遠い。でも、遠くて不便なところだからこそ、そして、地元の人の努力があるからこそ、「日本最後の清流」が守られているんですね。 翌土曜日は観光。川岸に降りて、清流と魚を確認。確かに清流。小魚が一杯泳いでいる。本格的な格好をした釣り人が、何人か見える。また近くではカヌーを楽しんでいる人たちがいる。カヌー教室も開催されている。純粋観光なら、カヌー教室に参加するのだが、ウルトラ前日にそこまでやって体力を使う勇気はない。。    そのほか、お遍路さんを数名見かけました。 午後はJRに乗って、60kmの部スタート地点で、前日受付。車窓から見る四万十川の美しさは、何度見ても飽きない。 この大会は、街を上げてのマラソンランナーの歓迎と、かゆいところに手が届くようなおもてなしで有名です。 私が体験したいくつかの例 *私:(前日受付後)○○時の電車に間に合うようにJRの駅まで戻りたいのですが。 スタッフの方:すぐ車出します。 *私:ゴミ箱はどこですか? スタッフの方:ゴミは私が預かります。 *人家があるところでは、お年寄りから子どもまで、「頑張ってください」、残り10kmを切ると、「おかえりなさい!」 *ゴール(四万十市内)が近づくと、かがり火がたかれ(薪を燃やす本格的なやつ)、多くの市民が走路の両側に並んで、完走を祝ってくれます。「おかえり!」「雨の中よく頑張った!」。こちらも完走の喜びが一段と高まります。 *あいにくの雨で、ゴール(学校の校庭)はドロドロ。シューズが埋もれてしまうほど。ゴール後、計測チップを外してくれる生徒さんはみんな裸足になってやってくれていました。「裸足で冷たいだろうに本当にありがとう」とランナーも感謝感激。 *ゴールにも、ホテルにも、アイシング用の氷が用意され、自由にお使いください! *ホテルも、「本日はウルトラランナー専用です」というような歓迎ムードで対応してくれます。 その他、今までの大会参加では経験したことの無いような、嬉しい対応をいっぱいしていただきました。 レース結果は別の投稿に書くこととして、月曜日の帰路観光について書きます。 折角、高知まで来たのだからと、高知城下車観光付きのツアーにしました。高知城は全国区の観光地。前日ウルトラ大会が県内であったことなど知らない観光客も来ている。その中を、スリムな体形、スポーティなウェアに身を包んだ一団が、左右のバランスが崩れた変な歩き方、お城の中の急勾配の階段は手すりにつかまり、顔をしかめながら上っていく・・、知らない人には、奇異な集団と映ったことでしょう。(笑い) 今まで参加した大会の中で飛びぬけて感激した大会でした。来年も参加したい。抽選に当たりますように!
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