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投稿者:フィンランド首相フォン・ヘッセン
>No.916 ギョッ!? (こ、こいつは地獄に落ちた故レーニンや生けるテムズ川のゴミモズレーと並び称される、欧州の大革命家、英仏露の革命の主犯の一人、余の親戚殺しの一人カール・ハンソン本人ではないか!!) (するとここはスカンジナビア共産主義者同盟の本拠地か!?今度こそ本物のなんの言い訳も聞かぬ、小娘の冗談では済まない「アカの根城」ではないか!) (この小娘が、余を計りおったな!) (…いやいやいや待て、このくらいの逆境はよくあることだ。 既に余はドイツからの亡命者の立場からエプレボリ伯を恫喝し青色発光クソ野郎を誤魔化し、ここまでやって来た。) (もう一回、やっていきましょう。) これはこれは天下に名高きスカンジナビア共産主義者同盟、カール・ハンソン書記長でいらっしゃるか…… 私はフィンランド国民政府首相にしてヘッ…一人の北欧人、フィリップ・フォン・ヘッセンと申します。お見知りおきを。 前置きはさておき、ご存知の通り、スオミは今やロシアの傀儡ラプア運動、さらにヴァーサ共和国を名乗る野盗ベックスの手によって戦乱の様相。 スウェーデン系とフィン系の不可分一体からなるスオマライネンは、今やラプアとベックスにより、真っ二つに割れようとする有様。 動きが鈍いストックホルムを口説き落とした直後には、首都にばら撒かれた伝単で煽られたスヴェーア人が私を殺そうとする始末。 偶然通りかかったこちらのウリヤノフ党首に保護されて、かろうじて命が助かった次第。 今!ここで私が死ねばどうなるか。フィンランドはラプアとヴァーサで殺し合いになり、スヴェーア系フィン系は不倶戴天の敵になった挙句…。 機会主義者のタウンゼントの手に落ち、残るは焦土のスオミ、そしてスカンジナビアはスヴェーアとフィンの憎しみで永久に引き裂かれるでしょう。 私は、フィンランド人、そして一介の北欧人として、何としてもフィンランドに戻り、ラプアとヴァーサを滅してタウンゼントを退けねばならないのです。 どうか暴徒を切り抜け、臨時政府の有るオウルまで戻るための御助力をいただけないか!
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