投稿者:wajin128
『 三國志 』 魏書 明帝紀
人非金石、遠慮詳備、誠宜有副。
今北邊諸將及懿所督、皆為僚屬、名位不殊、素無定分、卒有變急、不相鎮攝。
存不忘亡、聖達所戒、宜選大臣名將威重宿著者、盛其禮秩。
遣詣懿軍、進同謀略、退為副佐。
[ 現代語訳 ]
現在北方には祖先の賢い教えを守る、立派な大臣や将軍たちがいる。
彼らは公孫氏に従属しているが、不満を持ち我々が事を起こすなら協力すると言っている。
そこで将軍に使いを遣わし【 副 】として行動を共にしようと呼びかけることにする。
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【 官曰卑狗 副曰卑奴母離 】
官を卑狗 副を卑奴母離という。
【 副 】は【 主 ( 官 )】を補佐する役目を担っています。
魏が述べる北方に住む立派な将軍とは、倭の将軍【 難升米 】を指していることは明白です。
【 太守劉夏遣吏將送詣京都 】
帯方太守劉夏は官吏を遣わし、
将軍 ( 難升米 ) を京都に送り詣す。
つまり魏は難升米を【 副 】として採用し、公孫氏を討伐する計画を立てたことになります。
『 晉書 』 四夷傳(東夷条)
【 宣帝之平公孫氏也、其女王遣使至帶方朝見、其後貢聘不絶 】
宣帝は公孫氏を平定す。
其女王は帶方に使いを遣し、朝見す。
その後も友邦として、貢物を奉げての朝見は続いた。
この文章に【 聘 】と有りますが、この意味は【 古代友邦 ( 同盟國 ) の使者を迎えること 】と有ります。
なぜ女王の使者が【 友邦 】として歓迎されたのかは、上の文章を読めば明白でしょう。