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投稿者:seizo
昨日の午後の事でした。 家の近くで聞こえるケンのケタタマシイ鳴き声。 声のするウチから100mほどの山に入ってみると、思った通りケンがタヌキと睨み合っている所でした。(写真 左) 見ればタヌキはケンより一回りほど小さい成獣で、追い込まれて逃げ場を失い「ウーーッ」と盛んに威嚇しています。 タヌキはよく木に登って強敵から難を逃れますが、その暇がなかったのでしょう、臨戦態勢です。 今年は山の木の実が豊作で、人の住む里には降りてこないと思っていたのですが、この所ちょくちょくタヌキを見かけます。 冬ごもりに備えてエサでも探しているのでしょうが、最近は農家でも高齢化で犬を飼っている家が少なく、タヌキやクマなど山の獣たちが近寄り易いのでしょうね。 そうこうしている内に闘いが始まりました。(写真 中) 勝負はいつも通り一瞬で着きました。(写真 右) (不愉快な方もいると思うので、この写真のズームは控えます) 岩手に移り住んで27年、飼い犬とタヌキのケンカは何度となく見ていますが、ほとんど犬が一瞬で勝つものです。ケンはむしろ時間の掛かる方です。 だから私も安心して見ていられるのですが、タヌキが血を流してやられるのを見ているのは、決して楽しい物ではありません。残酷なものです。 しかし番犬のケンとしては家に近づくタヌキを攻撃するのは当然のことで、しょせん野生の獣と仲良くすることはできませんね。 私も自然を荒らすのは嫌いで、なるべく山奥には立ち入らないようにしています。 獣たちも田や畑を荒らさず、家畜も襲わずに何とか共生したいものですが、それには日本の自然はちょっと小さ過ぎるのかも知れません・・・
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