投稿者:トイレ
車で徳山駅の前を通ると、駅階段に装飾が見えた。
引き返し車を止め見に行ったら、徳山ボートの宣伝だった。
珍しいので撮影し帰ろうとしたら、駅前図書館の前で大きな門松を発見した。
正月に奥のお墓にお参りした。
途中、栄谷で杉の木が茶色っぽくなっていた。
「もう、花粉の準備してるんだね」と話していたら、今日のニュースで言った。
「下関で、花粉の初観測をしました。1平方センチ辺り、0.3個です。1.0が2日続くと宣言が出されます。」
墓参りの日、お参りしている方に「こんにちは」と挨拶をした。
「ここは寒いので、水道が凍ってお花に水が上げられないですよ。」
教えて下さった。
それをきっかけに話していくと、次々と男性は思いを語り始められた。
妻43歳の時、乳がんで亡くなったこと。(その方は75歳)
健診で再検査だったけど、すぐに行かなかったので、気がついた時はステージ4だったこと。
半年くらいでなくなったので、何がなんだかわからないまま時間が過ぎたこと。
2年位して、初めて悲しかったこと。(それまで無我夢中だった)
したことのない家事をやり子供の弁当も作り、大変だったこと。
初対面の私たちに、堰を切ったように喋り続けられた。
「今日は、妻の二十五回忌の法要に来ました。」
と大阪ナンバーの車で夜中走ってこられたことも話された。
「よく頑張られましたね。」と「帰り、くれぐれも気をつけて。」としか言えなかった。
もう二度と会うことも無いだろう、まさしく一期一会を感じた年明けだった。