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投稿者:BA10-2407291
片倉穂乃花様 管理人様 片倉穂乃花様、初めまして。 御教示下さいまして有難うございます。 JIS-E 1801という形式の汎用モデルなのですね。 この分野に関しては片倉様の方が遥かにお詳しいという事は承知の上で、敢えて当方の見解を述べます。 片倉様のサイトに掲載されているJIS-E 1801は鼻筋が通っていないようにも見えますが、こちらのサイト https://toden15ban.blog.fc2.com/blog-entry-3430.html に掲載されている個体は明らかに鼻筋を通した上半分傾斜のスタイルで、これはどう見ても国鉄クハ86形の影響のように思えます。 ほぼ同形態の個体が、20年程前まで函南駅構内に留置されていたのを記憶しております。 >この規格は国鉄以外の有識者も制定に参画していて(東急や近鉄の重役もいます)、国鉄以外の私鉄や専用線で幅広く導入されていた事を考えると、これを80系の派生として扱ってよいのか微妙な気がします。 >10数名いるうちの3名しか国鉄の人間はおらず、他はいすゞや近鉄などメーカーや民鉄の人間ばかりです。 上記には、大変不躾な物言いで恐縮ですが、異論がございます。 当時、湘南スタイルは国鉄車両に留まらず、我が国鉄道業界全体で空前絶後のブームとなっており、東急(5000・5200・200形)や近鉄(5801形)でも鼻筋を通した上半分傾斜形の車両を導入しており、この類似意匠を事業用モーターカーに採用する事にはなんら抵抗が無かったものと推察します。 上記の他にも、おおよそ一般乗客の目に触れる事は稀な、主に鉱山鉄道向けELや、主に森林鉄道向けDLにも、鼻筋を通した上半分傾斜形の「正調湘南スタイル」の車両がメーカー主導の汎用タイプとして、多数製造されています。 写真1は、日本輸送機(ニチユ)が1960年代初頭に製造した鉱山鉄道向けEL(架線集電)で、8tモデルはEL8-HRP610、10tモデルはEL10-HRP610というメーカー形式だったようです。 写真2は、酒井工作所が1950~60年代に製造した森林鉄道用DLで、C4というメーカー形式だったようです。 写真3は、2と同じく酒井工作所製の森林鉄道用DLですが、形式は不詳です。 湘南スタイルは本来なら旅客用車両で、主に視覚的なスマートさやスピード感を強調する為に多くの鉄道事業者で用いられたと推察しますが、それらの視覚的効果を必要としない事業用車両にも用いられる程に空前絶後の大ブームだった事が伺える事例です。 管理人様 日野のキャブオーバートラックに関しては、直接の影響を受けたものではないと当方も推察しますが、表情が似ている事例として掲載したまでです。 鉄道の事業用車両(機械)に関しては、上記事例も含めて時期的にも流行の真っ只中の製造であり、影響を受けていると考えます。 当方が疑問を感じている東急5000・5200形ですが、当然影響を受けている事は明白ですが、窓の天地寸法から印象が異なるので、京王や西武のような「正調」ではなく「派生形」と捉える考え方もありかな?と思った次第です。 東武5700型原形も、同様に派生形かと思います。
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