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投稿者:@nagoya
管理人様、皆様こんにちは、お疲れ様です。本日朝、9:08に茨城県南部にてM5.3(震度5弱)の地震が発生しました。また、しばらく前にも、福島県沖や千葉県東方沖などで目立った活動がありました。 しかしながら、私には、いずれの地震に対しても予兆症状と思われるものは分かりませんでした。 稚拙ながら、私のいわゆる「観測?」というものは「肉眼での生雲の観測」と「気象衛星画像(赤外・可視)」の二本立てで行います。 ただ、一日の半分は夜で、そのまた半分は天候不順とすると、単純にですが、24時間のうち6時間しか空を見られない(例えば、朝6時から空を見たとすると昼12時までしか見られない)ことになります。その間に予兆症状が発生してくれればよいのですが、そううまくはいきません。 つまり、夜間や当地が天候不順時に発生していることもあるということです。夜間、実際に発生しているのを何度も確認していますが、だいたい夜はアルコールが入っており、定観測点まで車での移動や写真撮影ができない(徒歩にて、22時過ぎにカメラを持っていたら不審者に間違われ、二度ほど職務質問を受けています)ため自宅観察でとどめています ><;。 具体的に言いますと、当地から半径150Km以内で、震源の深さ10Km、M(マグニチュード)4、最大震度3の有感地震が、20個発生したとします。 震源からの距離がこれくらい以内で、震源の深さ・地震の規模がこの程度であれば、分かりやすい予兆症状が見られるのですが、それでも、上の条件にあてはめますと、20個中5個(4個中1個)分かれば、なんとか合格点ということになるのです。要するに、いろいろわかったようなことを書いてはいますが、予測できる確率としては、そうそう高くはないということです ーー;。 「衛星画像があるじゃないか!?」と仰る方も見えるかと思いますが、赤外線画像には高度の低い雲は映りにくい弱点があります。肉眼で見えている雲の症状(個人的な見解としてですが、だいたい70%は低い雲に症状が出るように見えます)が衛星では全く分からないことが珍しくはありませんし、可視画像も、やはり夜間の観測ができません。 また、肉眼で捉えた症状の対応はおおむね一週間程度以内にありますが、衛星画像は一か月以上のスパンをとることも珍しくはなく、これがまた悩ましいところです。加えて「平面的な絵」以上のものではないため、雲の具体的な情報がほとんど分からず、気象性の雲か否かの判別も相当に難しくなります。 かたや、肉眼での予兆雲観測のメリットは、何といっても雲の表情や形状など、具体的かつ立体的に見えることで、目が慣れてきますと、必ずどなたでも選別は可能になります。もちろん視界の利く「定観測点」での「全形or全天撮影」とともに十分な「経過追跡」を行えば、より多角的な観測になり、方位の絞り込みや地震規模の推測など、あらかたではありますが豊富な情報を得られることは言うまでもありません。 おまけに、雄大な空を眺めることにより、心身のリフレッシュ効果にもなります。 ただ、衛星画像で見下ろすことにより分かる予兆症状には「雲の不自然なカットライン」「雲の内部に走る不自然なスリット」「雲形状の不自然な変形」「雲のナミナミ症状」などがありますが、これらは肉眼では分かりません。 上記からそれぞれのメリットを鑑み、肉眼と衛星の二本立ての観測を行っているのですが、予兆症状が衛星画像でも、昼間の晴天時の肉眼観測でも、分からなかったとすると「夜間、もしくは当地が天候不順時に肉眼で捉えられる予兆雲が発生していた!?」可能性が濃厚と思われます。 しかしながら、それ以前に、私自身の観測や分析がポンコツであることはまぎれもない事実です ><;。 お詫びに、同じ定観測点で撮影した比較サンプルを貼っておきます。 ①2006.12.21 12:30撮影。230度方向から扇を広げたような強い全天症状。雲の目が鉄塔付近から放射しているのがお分かりかと思います。着地範囲が非常に広く、大きな地震を予感させるものです。5日後、台湾M7×2回、余震多数。 ②2011.3.21 15:33撮影。250度方向に立つ、放射症状になり切れなかった雲柱症状。6日後、愛媛県南予M3.6(最大震度2)。 ③2010.9.28 15:58撮影。240度方向に立つ、ムカデ形状の雲柱症状。3日後、和歌山県北東部M4.6(深発地震) ②③も同じ鉄塔を基準にしてみますと②は鉄塔のわずかに右側、③は鉄塔のわずかに左側に着地しているのがお分かりかと思います。 ちなみに、雲柱症状は放射症状の変形版と考えていますが、私のサンプルでは、非常にレアな症状です。 なお、対応と思われる地震はあくまでも推測で、立証できるものではありませんので、マユツバ程度のご参考としてのお取り扱いをお願いいたします。 今だ、この趣味にはまり続けていることからも、御推察いただけると思いますが、このように、比較可能なサンプルが多く集まり始めますと、非常に興味深いことがあぶりだしのように見えてくることだけは、お約束いたします。   多くなりスイマセン ^^;。
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