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投稿者:スカンディナヴィア国民連盟
・ある日の護衛隊(SkyddsGrupp) ある日の政治集会、壇上に並んでいるのは護衛隊の若者たちである。だが彼らが見ているのは演説者ではない。会場だ。 そう、聴衆の中に紛れ込んでいる過激党派の扇動工作員をいち早く見つけ出すのも彼らの勤めなのである。 今回もこころよく我々の取材に応じてくれたプロッカ隊長は次のように語った。 「扇動工作員のヤツらを見分けるのは簡単だ。常に複数がいて、お互いに目線や合図を送り合ってる。集会を邪魔する機会を 見計らっていやがるのさ。そして急に一人が立ち上がり、何かわめき始めると仲間がそれに呼応して騒ぎ出すんだ。 そうなると集会の参加者の中には血の気の多いのだって一人二人は混じってる。そいつが騒いでる連中に殴りかかろうものなら―― あとはもう大騒ぎってわけだ。そうならないよう、俺たちは会場内の扇動工作員を素早く見つけ出し、穏便にお引き取り願ってる」 意外なことだが、相手が過激党派の工作員であるにもかかわらず暴力沙汰になることはまずないという。 「静かに声をかければ、ほとんどのヤツらが大人しく退場してくれるんだ。力ずくで引きずり出すだなんて作り話だよ! 第一、我々は格闘の心得なんてこれっぽっちもないんだからな!ハッハッハッ!」 我が党本部ならびに各支部の安全は彼ら護衛隊の静かな献身によって完全に保たれている。 全国各地の読者諸兄は過激党派の街頭闘争によってもしも生活が脅かされるようなことがあれば、速やかに我が党本部ならび各支部へと 避難せられたい。 なお、オーランド諸島は返還されなければならない。
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