投稿画像
投稿者:マーティン・スコセッシ
[YouTube:oITaX3OHJvs:R] アイリッシュマン(原題: The Irishman 米国) 2019年 ネット配信 アイルランド系アメリカ人で全米トラック運転手組合"チームスターズ"とマフィアに関わり、"ジ・アイリッシュマン"と呼ばれたフランク・シーランの生涯が振り返られる。 トラック運転手のフランクは、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノと知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファを紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める…… 監督 マーティン・スコセッシ 代表作 『タクシードライバー』『グッドフェローズ』『ディパーテッド』 脚本 スティーヴン・ザイリアン 代表作 『レナードの朝』『シンドラーのリスト』『ドラゴン・タトゥーの女』 音楽 ロビー・ロバートソン *ロックバンド 「ザ・バンド」のメンバー。 主演 ロバート・デ・ニーロ(フランク) 代表作 『ミーン・ストリート』『レイジング・ブル』『俺たちは天使じゃない』 原作 チャールズ・ブラント 『I Heard You Paint Houses』 上映時間 210分 登場人物 フランク・シーラン: アイルランド系アメリカ人の食肉配達のトラック運転手。 ラッセル・ブファリーノ: マフィアであるブファリーノ・ファミリーのボス。(ジョー・ペシ) 代表作 『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』『ホーム・アローン シリーズ』 ジミー・ホッファ: 全米トラック運転手組合の委員長。(アル・パチーノ) 代表作 『ゴッドファーザー シリーズ』『狼たちの午後』『カリートの道』 アンジェロ・ブルーノ: フィラデルフィア・ファミリーのボス。(ハーヴェイ・カイテル) 代表作 『アリスの恋』『レザボア・ドッグス』『ピアノ・レッスン』 トニー・プロ: ホッファのライバル組合員。(スティーヴン・グレアム) 代表作 『スナッチ』『パブリック・エネミーズ』『パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ』 ロバート・ケネディ: 米国司法長官。(ジャック・ヒューストン) 代表作 『キル・ユア・ダーリン』『リスボンに誘われて』『アメリカン・ハッスル』 【起】 フランク・シーランは若い頃、塊肉を売っていました。あることをきっかけにマフィアと手を組むことになり、塊肉を運びながらマフィアに商品を横流ししていました。トラックに積まれていた肉がなくなってしまうという事件が起こり、会社にフランクは訴えられます。しかし、マフィアが紹介してくれた有能な弁護士ビルのおかげで無罪になることができました。 その頃からフランクはマフィアのボス、ラッセルとの交流が増えていき、信頼関係を築いていきます。フランクはつねに穏やかな表情をしていましたが、家族のためになると容赦なく相手を傷つけます。ラッセルから次々と殺しや攻撃の依頼がきて、フランクは冷静にどんどん実行していきます。 ラッセルから全米トラック運転手組合のトップ、ジミー・ホッファを紹介されます。その人物は、大統領の次に力を持つ男と言われていました。フランクはジミーの右腕として働き始めます。ジミーは家族を大切にしており、フランクの娘ペギーを我が子のように可愛がっていました。ペギーもまた、ジミーのことを慕っていました。 【承】 アイルランド系のジョン・F・ケネディが大統領に当選します。ジミーはそのことを不服に思っていました。これにより、ケネディ大統領の弟ロバートが司法長官に任命され、裁判所で詐欺の罪に問われていたジミーを攻撃します。ジミーはケネディ家を憎んでいました。ジミーは組合の中で絶大な人気を誇っていたため、まだ逮捕にはいたりませんでした。 フランクはジミーに第326支部の支部長に立候補しろと言われ、当選します。フランクは着実に出世をしていきました。その後、ケネディ大統領が撃たれたというニュースが報道されます。その時フランクは、この事件にジミーが関係しているのではないかという表情を見せます。ケネディ大統領の死後、ジミーは詐欺罪で刑務所に入ることになります。 ジミーの組合の顔として動いていたフィッツにジミーは、自身の年金を操作され裏切られてしまいます。そこでジミーはフランクに、フィッツの仲間ドーフマンに威嚇射撃をするよう命じ、ジミーの年金は守られます。 時を同じくして、ニュージャージー州のマフィアのボス、トニー・プロが恐喝罪により服役していました。トニーはジミーに年金を取り戻してほしいと頼みますが、ジミーはそれを断わり、トニーをイタ公と侮辱します。二人は殴りあいのケンカをします。それが崩壊の始まりでした。 【転】 5年後、ジミーは釈放されます。フィッツは現在人気者です。ジミーは組合を取り戻すためにフィッツと闘う意志を見せます。それにはトニーの助けが必要でした。フランクを交えて話し合いの場を設けますが、イタ公と言われたことをまだ根に持っているトニー。謝罪を要求しますがお互い一歩も譲らずまた殴り合いのケンカをします。 マフィアがフィッツを支配し年金基金を操作していることを知っていたジミーは、先手を打って融資の操作をしました。それにより、ラッセルを敵に回してしまいます。フランクは自身の授与式にジミーを招待します。それほどにフランクとジミーの絆は強いものでした。その時に、ラッセルは世界に3人しかもっていない指輪をフランクへ送ります。こちらの絆も強いものでした。 フランクは板ばさみ状態となってしまいます。フランクはラッセルからジミーを説得してほしいと頼まれてしまいます。フランクは渋々承諾して試みるものの、ジミーは非常に頑固者で、フランクの言葉にも耳を傾けませんでした。 【結】 結婚式にラッセル夫妻とフランク夫妻の4人で車で向かいます。その道中でフランクはジミーと連絡を取ります。実は結婚式に向かうのはカモフラージュで、この旅のメインはジミーを抹殺することでした。ジミーはデトロイトでトニーと会うと言います。それにフランクも同席することに。フランクはジミーの義理の息子チャッキーとサリーと合流してジミーのところへ向かいます。ジミーはトニーが遅刻してくるのではないかとやきもきしていました。 会談場所に着いても誰の姿もありませんでした。ジミーはフランクに、すぐさま「帰ろう」と近づいてきました。その瞬間にフランクはジミーを撃ち殺します。ジミーはその後、跡形もなく燃えつきました。ニュースではジミーが失踪したとの報道がされました。ペギーはこの事件に父フランクが関与していると察し、その後ペギーはフランクの人生から消えました。フランクが会いにきても断固拒否の姿勢を保ち続けました。 ジミーの失踪事件をきっかけに、ラッセルはワナにかけられて逮捕されます。ジミー失踪に関わったと思われる人物全員、適当な刑を与えられて刑務所に入りました。フランクもその一人でした。 フランクはラッセルとともに刑務所で過ごします。刑務所の中でラッセルはジミーに対してやりすぎたと反省していました。マフィアのボスもよぼよぼのおじいちゃんとなり、誰かの助けを借りないと生活できない状態となってしまいます。 のちにラッセルは心臓発作で刑務所病院で亡くなります。その後フランクは出所。足を悪くし、杖がないと歩けない状態で、棺や埋葬場所を探して終活を進めていました。若い看護師にジミーの写真を見せても誰それ?状態で、フランクは命をかけてきた仕事に対して切ない気持ちを抱きます。その当時に関係した者は、フランク以外全員死にました。 FBIに「もう守るべきものはないのだから、ジミーの失踪事件について全てを話してほしい。」と言われましたが、フランクは話すことはありませんでした。いまだにジミーの消息はわかっていません。 フランクは自分のやったことを神父と一緒に祈って反省します。フランクは一人寂しく老人ホームの一部屋でクリスマスを過ごします。 The End_映画ウォッチ みんなの評価 3.72/5.0 最高 (^0^) やはりスコセッシ作品にデニーロはテッパンだね。そこにアルパチーノ、ジョーペシが揃うんだから良い意味でお腹いっぱい。 日本のヤクザ映画とは違い、マフィアを扱った作品は哀愁が漂いつつスタイリッシュでカッコいいね。 最低 ( ` 3´) スコセッシ監督のいつものダラダラとメリハリのない展開が3時間半続く。
投稿記事
画像を拡大