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投稿者:清盛 (からchikoさんへ)
こんばんは 「愛の家のお母さん」が天に召された。高橋菊さん、104歳。その名にゆかりの、秋の菊の候に▲  キリスト教の宗教者として子どもを愛し、守ることに生涯をささげた。戦後すぐの1947年、後の児童養護施設「松山信望愛の家」を開所。40年前の本紙記事によると 「何よりも先にしなければならないのは戦災孤児を救うこと」と呼び掛け、焼け野原だった松山のバラックでミシンを踏み、資金集めに奔走したという▲  身寄りのない子、家庭の事情で育てられない子の親代わりを半世紀以上。終戦直後は、施設の金を盗んで親を捜しに行き、見つけられず戻ってきた子を黙って受け入れた。 将来を案じて進学を勧め、塾に通わせた卒園生は「先生の導きがなかったら人生の扉は開けなかった」と目を潤ませた▲  苦労の報われる日々ばかりではなかっただろう。それでも温かく厳しく、背中を押し続けた。今また、子どもの6人に1人が貧困の時代。児童福祉の重要性はいや増 している。真っすぐな志と熱意を、社会全体で引き継ぎたい。 画像のタイトル 百名山ー38
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