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投稿者:安全環境委員会 堀晃浩
安全環境委員会 委員長 飯田毅 担当スタッフ 堀晃浩 アクシデントレポートのご提出ありがとうございました。 自然河川において、水面から約1m突き出ている鉄パイプにバックステイ部分が衝突し、曲がり、そして漕手の指がリガーにぶつかって内出血を伴う事故が発生しました。 【事実経過】 場所:自然河川 日時:2023年10月21日土曜日7時40分頃 関係する艇:2-(社会人) 人的損害:衝突時、ストロークのA選手が右手親指をリガーにぶつけて内出血した。 物的損傷:ストロークサイドのバックステイの曲がり。 【状況】 7:35 自然河川の上流から下流に向かって、岸から1~2艇分離れたところを航行していた。 7:40 引き続き岸から1~2艇分離れたところを下流に向かって航行中に、水門の上流付近(A市側)に差し掛かったところで、ストロークサイド側に鉄パイプが水面から100センチ程度出ていたが、出ていることに気付かず、ストロークサイドのバックステイに鉄パイプが衝突。バックステイが大きく湾曲した。 7:45 衝突後、その場で選手のけがや艇・リガー・オールに損傷がないかを確認。バックステイの湾曲だけで、選手の大きな負傷や艇等への損傷がなかったため、そのまま漕いで出艇場所まで戻った。 【対策・計画】 ・航行ルールの再確認及びチーム内ミーティングでの本件共有による注意喚起。 ・自然河川での乗艇時の前方確認について、岸との距離のほかに航路上の障害物についても定期的に前方を振り返って確認を行う。 ・モーターで随行する際は、往路(上流へ向かうとき)の航路上に障害物や危険物がないかを確認することはもちろんのこと、それと同時に復路の航路上にも注意を払い、事前に水面の状況を把握し、棄権予知に努める。 ・定期的に練習前のミーティングで注意喚起を実施。 【安全環境委員会より】 迅速なレポートの提出、有難うございました。 自然河川での障害物への衝突の事故でした。 対策・計画に今後の取り組みについて触れていただいており、参考になりました。 自然河川では今回のような設置物(鉄パイプ)、浮遊物の危険が考えられるので様々な方法で回避することをお願いいたします。 今回の水中に設置されていた鉄パイプですが、チーム単独では対処が難しいと思いますが、県域のローイング協会などと連携されて、漁協やモーターユーザーで設置したものがいないか、また河川管理者(国土交通省、河川事務所)に相談されるのもいいかと思われます。必要で許認可を取った設置物であればせめて目立つように赤旗などをつけるなど安全処置をお願いできればと感じました。 障害物による事故は多かれ少なかれ皆さんが経験なさっていることと思います。本件をご参考になさってください。 迅速なご報告をありがとうございました。
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