投稿者:清盛
おはようございます。
ある日、財布を拾う。落とし主は新聞社の社長さん。その縁で、新聞社の「坊や」(小間使い)として使ってもらえるようになって、「こいつ、
なかなか書ける」と重宝がられる。やがて社長令嬢と恋仲になって結婚。会社を引き継ぎ、全国一の新聞にする…▼これ、なんだと思われるか。
作家、井上ひさしさんが高校の時に思い描いた将来の「計画」なのだそうだ。ドラマチックな筋だが、計画とは呼びにくい。現実の社会では、
人はそうそう財布を拾わない。ことはトントンとは運ばぬ▼井上さんの「計画」に倣えば、こんな具合か。貿易で損をしている。輸入品に高い
税金をかける。他国からの報復で貿易戦争になっても大勝利。貿易赤字は減少。雇用は安定。「こいつ、なかなかやる」と人気になって…。
トランプ米大統領の胸の内にある「計画」だろう。
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夜景