投稿者:ぺんぎん
練習参加者 川村、小山、秦泉寺、相馬 (Vn3 Cello1)
練習曲目 カルウォーヴィッチ ワルツ,ヘンデル合奏協奏曲2番,ヤナーチェク組曲の2,3曲目
カルボナーラ(ムフフ)のワルツは、本当に手強い1曲です。ゆっくり音程、和声の確認作業を行いました。
特に難しいのが、Bの4小節前から4小節後の展開部分、調性が変わって行くのですが、非常に各パート狭い音階の和声になっているので、
気を引き締めて練習しておきましょう。Iの前後も同様の部分になるので気を付けてください。
今回1st譜面divで下パートにフラットが落ちている場所が見つかりました。他にも譜面に不備がある可能性がありますので、気になる
和声や音程があった場合はなるべくスコアを確認して行って下さい。何しろ殆ど弾かれていない曲なので、譜面も初版から改訂されていない
可能性があります。
Kのpiu mossoの辺りからも和声が厳しくなっているので、繰り返しアンサンブルして行く必要があると思います。
ヘンデルですが、1楽章、最後のAdagio部分が間延びてしまうので、なるべく一拍半の休みをのんびりしないように、前向きにザッツ出し
したいと思います。練習時には提案しませんでしたが、場合によっては、16分音符の扱いをバロック風に、詰めた符点にするのもありではと
考えています。
2楽章、1楽章からataccaで続けます。速さは8分音符でメトロノーム140、決定です。ただし、それ以上速くなって行かないように気を付けましょう。冒頭1stから始まる
モチーフの音型を受け持つ際には、最後の4拍目の16分音符で走らないように気を付けて。最後のAdagioにたどり着くまでテンポキープで
頑張りましょう。
3楽章は、Largoの次のAdagio部分のテンポ感は、Largoの倍遅くしてください。Larghettoになったら、現時点ではLargoのテンポに戻します。Adagioで
再び倍遅くして。Larghettoで又倍のテンポに戻します。うまくアンサンブル出来るように集中しましょう。
4楽章はataccaでお願いします。4分音符3つの小節のボウイングは、基本ダウン、アップ、アップでお願いします。
ヤナーチェクは、いつも見過ごされて弾かれない、日陰の2楽章、3楽章を確認しました。
2楽章はチェロがいない分、実は2ndヴァイオリンに負担がかかっていて、殆ど2部になっています。つまりチェロがいなくても4声ある形です。
もしヴァイオリンに人数が揃わず、2ndが2名になってしまった場合には、この楽章だけは1stから1名助っ人尾を出す形にしたいと思います。
3楽章は、ガボット形式っぽい、可愛らしい曲です。2拍子のようにカウントすると流れが良いと思います。2楽章で休んでいた恨みを晴らすかのように??
チェロが素敵な旋律を前半から後半まで、何と3回も繰り返しています。1回目は目立たないのですが、後ろに行くにつれてどんどん目立つように
うまくアンサンブル出来るようお互い調整しましょう。
終わりに、私事ですが2つほど催しのご案内を添付させて頂きます。