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投稿者:hnext
コロナが発生してから山頂の小屋は休業していた。当然登山者は激減。クリア谷ルートも利用者はほとんどいない状態だったはずだ。 中尾高原入口の駐車場に着いたら一台も停車していなかった。 早朝登山口にはクリア谷ルート未整備とは書いてあったが気にすることもなくそれよりも夜間の雨でクリア谷が渡渉できるかのほうが心配だった 渡渉はなんとか飛び越え錫杖岳分岐まではクライマーが多いせいかほとんど地面が見えていた。 分岐を過ぎたらルートを塞ぐように笹や低木が増えだしたがまだ快調に登っていけた。最後の沢を渡渉して尾根っぽい登りが始まり足元もわかりやすく進んでいったら錫杖岳の稜線出合のように背の高さの笹に沈み込んでしまった。 そこから地獄のヤブコギが始まり直射日光の下でヤブコギしルーファイしながら前進していた。 汗だけでなく夜半の雨で濡れた草木で前進びしょ濡れズボンを伝わって靴の中でも水が溜まっていた。ドンドン時間が過ぎ熱射病症状も発生し 足が上がらなくなってきた。予定の10時にはクリアの頭先雷鳥岩までは無理なので撤退。再度ヤブコギの海に入り込んで戻る ちょっとの分岐の油断で違う方向に入り込んでしまうので体力大幅消費。11時頃から予報通り雨が降りだした、渡渉は全部終わったし夕立ぽいのでそのまま下山し車に戻った。車の中で濡れた服を着替えメールを打ち込んでいたらそのまま寝込んでしまっていた。結構疲労感大だったようだ。 そのまま風呂に向かい体重を測ったらなんと5Kg減と剣、槍、塩見の日帰り登山と同じ疲労だった。敗退したけど往復10時間が次回に生きればいいんだけど 写真1 こんな背の高さの笹の中で 写真2 ヤブコギ繰り返した傷跡 温泉がシミルシミル
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