投稿者:くすのき
測定にミスがあることが発覚しました。
いろいろに条件を振ってインピーダンス測定を行ったにもかかわらず、変化がなかったことについて
どこかに自分のミスがあるに違いないと疑い、まずやってみたのは容量半減状態での4パラ。
これは、エンクロージャーのどこかに隙間があってバスレフの容積バネが効いてないのではないか
と言う疑いです。なにしろ、アンプラグドで箱作りをしてるので、気にはしてるものの隙間が
どこかにできててもおかしくないからです。
結果的に、問題なく元の容積の4パラと同様の谷の深さが出ました。
次に試したのは、ユニットを外した代わりの蓋が怪しい。この蓋、残材を流用したのですが、
何となくわずかに反ってる様に見えてきました。前回は4隅を木ネジで止めただけでしたが、
今回は、ぐるりとガチガチに止めました。
結果、ビンゴ!
インピーダンスの谷が、4パラと同じように出ました。
ほとんどわからない程の隙間があり、バスレフがまともに働いてなかったようです。
ということで、前回の結果はわたしの測定ミスだということが判りました。
つまり、低音が出ない理由の一つが、サイドにあるユニットが、いくらアンプ側で電気的に、
短絡されていても、音響的にはいくらかの穴があるのに状態に等しく、ここを何とかしないと
いけないということが判りました。
長岡鉄男さんは、MX-7(新)ではサイドユニットを小さな容積に押し込み両側を連通するパイプを
設ける(たぶん発想だけで実際には作られなかったのじゃないかと思う)ということをやって
おられますし、MX-10では単純にサイドユニットを独立した密閉箱にしておられます。
どこかで気づかれたんですね。
(わたしは、お釈迦様の手の上で悩んでただけか?)
まず、低音が出ないということの対策の方向が出ましたので、それをつぶしに行きます。
これでやっと、MX-1の謎を解く入り口に到達できそうです。
それはそれとして、アールefuさんの資料整理はすごいですね。何に対しても当時の状況を
教えていただけるというのは、何とも心強いばかりです。