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投稿者:フランクリン・J・シャフナー
[YouTube:lW_IWHw3z-U:R] パピヨン(原題: Papillon 米・仏合作) 1973年 全世界年間興行収入ランキング6位 ケチな金庫破りで捕まった男。その男は胸に蝶の刺青を入れていることから「パピヨン(蝶)」とあだ名されていた。パピヨンは仲間の裏切りに遭い、幾つもの罪を着せられた末に終身刑の判決を受けてしまう。この刑を受けた人間は、祖国フランスを追放される上に南米ギアナのデビルズ島で過酷な強制労働が科せられるのだった…… 監督 フランクリン・J・シャフナー 代表作 『猿の惑星』『パットン大戦車軍団』『ニコライとアレクサンドラ』『ブラジルから来た少年』 脚本 ダルトン・トランボ、ロレンツォ・センプル・ジュニア 音楽 ジェリー・ゴールドスミス 代表作 『オーメン』『ランボー』『追跡者』『L.A.コンフィデンシャル』 主演 スティーブ・マックイーン(パピヨン) 代表作 『荒野の七人』『大脱走』『華麗なる賭け』『ブリット』『ゲッタウェイ』『ハンター』 原作 アンリ・シャリエール 自伝小説『パピヨン』 上映時間 150分 登場人物 アンリ・シャリエール: 金庫破り窃盗犯。通称 ”パピヨン”。 ルイ・ドガ: 偽札作りの天才。(ダスティン・ホフマン) 代表作 『卒業』『真夜中のカーボーイ』『わらの犬』『クレイマー、クレイマー』 トゥーサン: ハンセン病患者の首領。(アンソニー・ザーブ) 代表作 『暴力脱獄』『007 消されたライセンス』『マトリックス シリーズ』 ヨーハン・クルジオ: サン・ローラン刑務所の囚人。(ウッドロー・パーフリー) 代表作 『決闘ブラックヒル』『アウトロー』 アンドレ・マチュレット:  サン・ローラン刑務所(ロバート・デマン) 代表作 『極道U.S.A.』『ジュド』 【起】 フランスのとある刑務所が、ギアナ刑事局の管轄となった。刑務所の囚人たちは、船で植民地ギアナに移り、そこでの労働を言い渡される。8年以上の刑期の者は、ギアナで植民地労働者として一生を終えることになる。囚人の中には、無実の罪を着せられた終身刑囚パピヨンや、偽金や偽国債づくりのプロ、ルイ・ドガがいた。パピヨンはルイに、ギアナまで身の安全を守る代わりに、偽金で脱獄計画に協力してほしいと交渉する。 船がギアナに到着した。ギアナは沼地が多い熱帯気候の地だ。ギアナのサン・ローラン刑務所には看守の他、脱獄者を捕まえる「ハンター」になった元受刑者たちもいる。ルイとパピヨンは看守に金を握らせて島での作業を逃れようとするが、あいにく上役の1人が偽国債事件で大損をしていた。2人は島送りになり、沼地での過酷な作業を命じられる。 パピヨンとルイは同じ囚人のルイに出会う。彼はボートの運転ができるため、脱獄計画に乗る。月に1度、島の蝶を買いに来る男がやってくる。パピヨンは男に大金を提示し、1週間後ボートを手に入れる約束を取り付けた。最初は逃げる気のなかったルイも、ここにいたら死んでしまうと悟り、自分もボートに乗せてほしいと頼む。 【承】 パピヨンとルイは殺された囚人を運ぶ仕事を命じられるが、ルイが吐いて看守に暴行される。パピヨンはそれを止めようとし、脱走。しかしハンターに捕まり独房に入れられてしまう。 独房にルイから食べ物が差し入れられる。しかし差し入れがばれてしまった。パピヨンは差し入れした人物の名を言うまで、もともと少ない食べ物を半分にされ、明かりも消されてしまう。 ルイはサン・ローラン刑務所での比較的楽な仕事に移っていた。半年以上がたってもパピヨンはルイの事を明かさず、死にかけていた。パピヨンは死んだ囚人仲間の夢を見る。彼らに駆け寄ろうとしたところで目が覚めた時、独房での刑期が満了となる。 サン・ローラン刑務所にパピヨンが戻ってきた。パピヨンは刑務所内の病院に入れられる。ルイは彼の友情に感謝し、パピヨン宛に肉入りのスープを届けさせる。ルイは刑務所長に金を握らせて楽な仕事に付けたこと、自分の妻が弁護士とともに釈放運動に奔走していることを明かす。その夜パピヨンは、同じ病院にいる同性愛者のマチュレットが、見回り役の囚人に狙われていることを知る。 クルジオからの情報で、刑務所の医者がボートを手配してくれることになった。パピヨンはマチュレットに見回り役の囚人の気を引いていてくれるよう頼む。するとマチュレットは自分の身を守るため、自分も脱獄計画に入れるよう交渉した。 【転】 今夜は音楽会、いよいよ脱獄計画の決行だ。パピヨンはルイを脱獄に誘うが、ルイはここに残って妻の釈放運動を信じることを決める。見回りに来た囚人をマチュレットが油断させて殴り倒す。パピヨン、クルジオ、マチュレットは看守の目をかいくぐりながら脱獄を試みる。しかしクルジオが見つかり殴り倒されてしまった。パピヨンに銃を向ける看守をルイが殴り倒す。脱獄に加担してしまったルイは、パピヨンとともに脱獄しボートへ向かう。ルイは塀をとびこえた際に足をくじいてしまった。 パピヨンたちは医者の協力者に金を渡し、ボートを手に入れる。しかしボートはぼろぼろで使いものにならなかった。しかも、ルイの足は骨折していたことが分かる。そこに顔に入れ墨をした男が銃を手に現れる。彼はボートが壊れていることを知っていた。しかも待ち伏せしていたハンターを始末してくれていた。男はボートを買うことができるよう、ハンセン病患者の住むピジョン島へ3人を案内する。 ピジョン島に着き、パピヨンは1人集落を訪れる。集落のリーダーは、自分の吸っている葉巻を吸うようパピヨンに勧め、パピヨンの人柄を試す。パピヨンはそのテストに合格し、ボートを譲ってもらえることになり、金までカンパしもらった。パピヨンはリーダーに深く感謝し、島を去る。 ボートが嵐に遭い、ルイの足のけがはさらにひどくなった。ルイは壊死した片足を切ることになる。 【結】 3人はホンジュラス島にたどり着いたが、警備隊に見つかってしまう。ルイは歩けず逃げられない。パピヨンは林に逃げ込むが、追手の吹き矢に撃たれ川に落ちてしまう。 パピヨンが目覚めると、そこは海沿いの原始的な集落だった。パピヨンは住民から歓迎され、現地女性と愛をはぐくむ。しかし、ある日突然住民たちはパピヨンに真珠を残し、皆いなくなってしまった。 パピヨンは合い乗りバスに乗って内陸に向かう。検問を逃れるため修道院の馬車に乗せてもらい、真珠を修道院長に渡す。しかし修道院長は刑務所に連絡し、再びパピヨンは捕えられてしまった。 5年がたち、パピヨンは独房から釈放された。マチュレットも独房に入れられていたが、亡くなってしまう。パピヨンはサメと激しい潮流に囲まれた島につれてこられた。そこでパピヨンはルイに再会する。ルイは女房に弁護士と駆け落ちされ、この島で妄想と戦いながら暮らしていた。 パピヨンは波を観察して脱出法を思いついた。ヤシの実をつめた浮き袋を崖から落とし、自分も飛び込むのだ。ルイは、自分は行けないと、パピヨンと別れの抱擁をする。パピヨンは浮き袋を投げ込み、飛び降りた。大きな波に無事乗って泳いでいくパピヨンを、ルイはうるんだ瞳で見送った。 パピヨンはついに自由を手に入れ、その余生を自由人として送った。ギアナの刑務所はその後まもなく廃止された。 The End _MIHOシネマ みんなの評価 4.19/5.0 最高 (^0^) 豪華出演者ばかりでなく、豪華製作スタッフ(脚本家、撮影監督、音楽監督)の心血注ぐ仕事が凄い。綺麗な風景と共に、なんともいえない秀逸さがこころに残ります。 現在の映画にはないですね。 最低 ( ` 3´) 名作、傑作なんでしょうが、長く感じてしまいました。 アンリ・シャリエール(Henri Charrière、1906年11月16日 - 1973年7月29日)は、フランスの小説家、映画俳優。 南フランスのアルデーシュ県出身。11歳の頃に母親を失い、ぐれ始めた。後にパリでモンマルトルの女のひもとなるなど、環境に恵まれなかった。 1931年に殺人事件の容疑者として、フランス領ギアナのデビルズ島の徒刑場で無期懲役受刑囚として過ごす。映画化もされた自伝小説『パピヨン』に登場する刑務官のセリフに、 「ギアナの処刑場は人間を壊すための刑務所だ」とあるように、刑務所でのアンリ・シャリエールの囚人生活は凄惨を極めるものだった。彼はデビルズ島に服役中に幾度かの脱走を試みている。最も有名なものは1933年11月21日にアンドレ・マチュレット(英語版)とヨーハン・クルジオと共に試みた9度目の脱走劇である。この脱走で彼らはコロンビアへ辿り着くが結局失敗に終わり、クルジオは2年の独房生活の後に獄死する。しかし、1944年にココナッツの実を入れた袋を用いてマチュレットと共に遂に脱走に成功。シャリエールはベネズエラの市民権を手に入れ、不幸な生活は終わりを告げる。 この囚人生活と脱獄を描いた小説『パピヨン』は、1969年に発表されると、17ヶ国語に翻訳され、累計で1,000万部のベストセラーとなった。 また、1971年には、本人が書いた小説を原作とした映画『太陽の200万ドル』が公開され、アンリ・シャリエール自身が俳優としてキャストに名前を連ねている。彼は同時に原作と脚本も担当した。 そして1973年に、彼の小説『パピヨン』を原作として、映画が公開され大ヒット、この映画に原作として参加した彼の名声はさらに高まった。 1973年、映画の撮影中にスティーブ・マックイーンに会うも、まもなく死亡した。 by Wiki
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