投稿者:アールefu
当時発表された記事を見ると、正面と側面のユニットの間隔は人の顔の幅の
18㎝が最適であると発表されています。
その時、第1図にあるように右側面の音と正面の音が同時に右耳に届く時に
正しく音が合成されると解説もされています。左も同様に。
正信号も差信号も仮想空間の1点から放たれることで時間軸が揃うというのが
出発点にあったようです。
MX-1の別案として発表されたのが第4図の形ですが、
「反射板というのはわりと扱いにくいものであるし、使用状態での幅が意外と
広くなってしまうので、今回は見送る」と有ります。
これを見るとすべての音が仮想の1点から放たれることが前提にあるように思います。
MX-1の寸法は偶然上手くいったのかも知れませんが、
そこが長岡先生の凄いところですね。