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投稿者:フランシス・フォード・コッポラ
[YouTube:4jQ5ERqh690:R] 地獄の黙示録(原題: Apocalypse Now 米国) 1979年 全米年間興行収入ランキング5位 ベトナム戦争が真っただ中のサイゴン。アメリカ陸軍情報部のウィラード大尉にある密命が下される。それは、カンボジアに特殊任務で赴いたままジャングル奥地に自らの王国を築き、カリスマ的な存在と化した危険人物カーツ大佐を暗殺せよ、というもの。任務を全うすべく、ウィラード大尉は4人の部下とともに哨戒艇に乗り込み川をさかのぼる…… *黙示録・・・黙示とは「隠されていたものが明らかにされる」という意味であり、『ヨハネの黙示録』は新約聖書中で唯一「預言書」として分類されている。 監督 フランシス・フォード・コッポラ 代表作 『ゴッドファーザー シリーズ』『カンバセーション…盗聴…』『ドラキュラ』『レインメーカー』 脚本 ジョン・ミリアス、フランシス・フォード・コッポラ、マイケル・ハー 音楽 カーマイン・コッポラ 代表作 『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』『アウトサイダー』『友よ、風に抱かれて』 主演 マーティン・シーン(ウィラード大尉) 代表作 『ガンジー』『ウォール街』『アメイジング・スパイダーマン シリーズ』 原作 ジョゼフ・コンラッド 『闇の奥』 上映時間 153分 特別完全版 202分 登場人物 ベンジャミン・L・ウィラード: 米国陸軍情報部大尉。 ジョージ・フィリップス: 海軍河川哨戒艇(PBR)の船長。通称 ”チーフ”。(アルバート・ホール) 代表作 『青いドレスの女』『ゲット・オン・ザ・バス』『ALI アリ』 ジェイ・ヒックス: 哨戒艇機関士。通称 ”シェフ”。(フレデリック・フォレスト) 代表作 『カンバセーション…盗聴…』『ハメット』『フォーリング・ダウン』 ランス・B・ジョンソン: 哨戒艇射手。(サム・ボトムズ) 代表作 『ブロンコ・ビリー』『アウトロー』『ラスト・ショー』 タイロン・ミラー: 哨戒艇射手。通称 ”クリーン”。(ローレンス・フィッシュバーン) 代表作 『TINA ティナ』『マトリックス シリーズ』『ジョン・ウィック シリーズ』 ビル・キルゴア: 米陸軍 第一騎兵師団中佐。(ロバート・デュヴァル) 代表作 『ゴッドファーザー シリーズ』『告白』『テンダー・マーシー』 ユベール・ド・マレ: フランス植民農園の主人。(クリスチャン・マルカン) 代表作 『史上最大の作戦』『日曜日には鼠を殺せ』『飛べ!フェニックス』 ロクサーヌ・サロー: フランス植民農園の未亡人。(オーロール・クレマン) 代表作 『石の微笑』『愛のはじまり』『裸足のマリー』『パリ、テキサス』 報道写真家: (デニス・ホッパー) 代表作 『イージー・ライダー』『スピード』『トゥルー・ロマンス』 ウォルター・E・カーツ: 第5特殊部隊大佐。(マーロン・ブランド) 代表作 『波止場』『欲望という名の電車』『ゴッドファーザー』 【起】 ベトナム戦争時のベトナム。アメリカ軍空挺部隊にいたウィラード大尉は一度帰国したが戦地が忘れられず、再びベトナムに戻ってきた。退屈しながらサイゴンで次の指令を待っていると、情報・指令部から呼び出しがかかる。 ウィラードは以前CIAの諜報部にいたことがあり、その腕を買われ極秘任務を与えられる。それは特殊部隊の作戦将校だったカーツ大佐を暗殺するというものだった。優秀な軍人だったカーツには、4名のベトナム人を二重スパイの罪で処刑したことによる殺人罪で逮捕状が出ていた。カーツはカンボジアに逃亡し、現地人から神と崇められ自身の王国を築く。アメリカ軍はそんなカーツを恐れていた。 【承】 ウィラードは任務を遂行するため、哨戒艇でヌン川を上る。哨戒艇にはリーダーのチーフ、まだ17歳の黒人クリーン、料理の修業をしていたシェフ、プロサーファーのランスという4人の海軍兵が乗船しており、ウィラードをド・ラン橋の先にあるカンボジアの国境付近まで送り届けることになる。しかしウィラードの目的は明かされないままだった。 一行は奇襲作戦専門の“空の騎兵隊”と合流する。指揮官のキルゴア中佐(ロバート・デュバル)はランスのファンで、高い波のある海でサーフィンをしようと言い出す。そこはベトコンの拠点で、大変危険な場所だった。キルゴアはそんなことは意に介さずその基地を奇襲し、サーフィンをしようとするが、ランスは波が良くないと言い訳して逃げ出す。ウィアードはキルゴアが罰せられず、なぜカーツだけが罪に問われるのか疑問を抱く。 上流へと上り、燃料を入手するため立ち寄った基地ではプレイメイトによる慰問活動が行われており、兵士たちは大騒ぎしていた。戦況が泥沼の様相を呈す中、緊張感のないアメリカ軍の様子を見て、ウィラードは暗澹たる思いにかられていく。 ド・ラン橋付近では指揮官もいないまま不毛な銃撃戦が続いており、一行は早々にこの場所を通過する。しかしその先で哨戒艇が銃撃され、クリーンが戦死してしまう。 カンボジアとの国境付近でこの場所に農園を持つフランス人一族と出会う。そこでクリーンを埋葬してもらい、一行はもてなしを受ける。第一次インドシナ戦争の経験者であるユベールは、ベトコンの生みの親はアメリカだとウィラードを責める。ウィラード自身も、自分は一体何のために戦っているのかわからなくなりつつあった。 いよいよカーツのいるジャングルに迫ったところで、現地人の攻撃に遭い、チーフが槍に刺さって死んでしまう。残るは3人となり、一行の緊張感は高まる。 【転】 カーツの築いた王国に到着すると、そこにはアメリカ人の報道カメラマンがいた。彼のおかげでウィラードは王国内に入れる。そこは至る所に死体や生首が転がった地獄のような場所だった。 一旦船に戻ったウィラードは“22時までに帰らなければ爆撃の要請をしてくれ”と頼んで、シェフに暗号を教える。そしてランスとともに再び王国内に入る。そこでウィラードは拉致され、ついにカーツのもとへ連れて行かれる。カーツはウィラードが自分を殺しに来たことを見抜いており、そのまま彼を監禁する。 竹製の檻につながれたウィラードのもとにカーツはシェフの生首を持ってくる。ウィラードは暗い穴倉へ監禁された後、自由行動を許される。しかしウィラードはなぜかカーツを殺すことができなかった。 カーツは自分がどんな地獄を見てきたかを語り“地獄を知らぬ者に私を裁く権利はない”と言う。そしてウィラードに帰国したら息子へ真実を伝えて欲しいと依頼する。さらに訓練された兵士は手を下すときに躊躇をしてはいけないと暗にウィラードを誘導する。 【結】 ウィラードはカーツが裏切り者の脱走兵ではなく誇り高い軍人としての死を望んでいることを悟り、カーツ殺害を実行する。カーツは抵抗しようとはしなかった。ウィラードはカーツの手記を持ち、ランスとともに川を下る。軍から何度も無線の呼び出しがあるが、ウィラードは無線を切ってしまう。 The End _MIHOシネマ 第52回アカデミー賞 撮影賞、音響賞 受賞 みんなの評価 4.0/5.0 最高 (^0^) 映像は幻想的であり、音楽も精神を高揚させる。ベトナム戦争を借りて築き上げられた宗教世界である。 202分と非常に長いが、最後まで緊張感を持って見れる映画である。 最低 ( ` 3´) 日本人には分からない背景と元ネタがあるようで、全体的に説明不足で物語の体を成していない意味不明な内容だった。
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