狩り茶個人用掲示板


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めも
投稿日:2023年03月17日 01:23 No.124
砂漠の地底洞窟に魔石柱があり、それに霊魂が入りこみ迷宮核が誕生する

迷宮核は洞窟に迷い込んできた砂漠の民に水源を見せ、住居を提供する

迷宮核は洞窟周辺を地形操作で弄り、岩山オアシスを形成する。

砂漠の民が、岩山オアシスに移住する。

砂漠の民が岩山を開発している途中、迷宮核の部屋に到達し、迷宮核を採掘し昏倒させる。(その際作業員死亡・迷宮核と融合

時が経ち、迷宮核の洞窟を発見したラナが成人して結婚し、長女をもうける。

迷宮核が削り取られた欠片と意思を共有できることに気付きをそれを利用して、意図的に分身体を広範囲に撒く事で影響圏を広げる。

迷宮核は、自分が使える能力を把握するために実験を開始する。(その際の副産物が魔石合成と従属核

岩山オアシスの側面に穴が開き、滝が流れ、巨大湖が形成される

迷宮核が開発した履帯型従属核が廃村を発見し、枯れ井戸を利用しコアルームを作り、周辺を灌漑する。

迷宮核が復活させたオアシス群を見つけた砂漠の民が、岩山オアシスを離れ、生活圏を広げて行く。

従属核を魔石でコーティングしたパッケージ弾頭が開発され、更に砂漠の灌漑が進む。

迷宮核は従属核が襲われない様に識別用の紋章を作るが、それが砂漠の民に影響を与え、砂漠の民の紋章となる。

迷宮核、砂漠の民と交流を試みて水晶を利用した音響装置で子供に話しかけようとするも怖がられて落ち込む。

ある日岩山オアシスに砂鮫の大型種が迷い込み、音響装置を利用して怯ませる。大砂鮫は砂漠の民に仕留められる。

砂漠の民の魔術研究所を観察している内に、魔力制御方法や効率的な魔石合成法を獲得する。(その際、魔石鉱山区画を設ける。

砂嵐で遭難する砂漠の民を見て、道しるべを作ろうと思いいたる。砂漠に打ち付けられた杭の目じるしと、光魔石の灯台が設けられる。

砂漠の横断の安全性を高めるべく、シェルターを建設する。しかし、自発的に砂漠の民に作らせるために敢えて作りかけで放置する。
キャラバンにシェルター小屋が発見される事で、簡易避難所として小屋が作られるようになる。

迷宮核は、砂漠の奥地からやってきた大型の砂鮫が気になり、調査用に従属核を派遣するも、そこは沈む砂の海が広がる過酷な地であった。
調査中に遭遇したタンカーの様な大型生物、砂鯨に従属核を取りつかせ、継続調査を行う。(水の提供で共生関係になる。

砂漠の民の建築資材に使い捨てした従属核の外殻が使われている事を知り、分解しやすい従属核を使い、建築資材を砂漠の民に提供する。

砂漠の民の長の長男が砂鮫に襲われた事で、心配した迷宮核が従属核を剣に変形させて授けるも、砂漠の民の導きとして少年ジダンは祀り上げられてしまう。

砂鮫の繁殖地として利用していた浮島を再開発し動植物保護区とする。飲み水には適さない砂漠の生物用の泥水オアシスを作る。砂鮫が大型化・水生生物化するので砂漠の民の修練場として利用されるようになる。

従属核フレームが砂漠を回遊して、必要とあらばオアシスを新設したり、動植物を他のオアシスに運搬して定着させ、生態系を整える。

砂漠の民の3姉弟が剣術や魔術を鍛錬し、将来の指導者として目指す。

定期的に降っていた大雨だが、その回数は激減し、やっと久しぶりの大雨が降る。
迷宮核はこの機会を最大限に活かすために、ありったけの魔力で大型の地下貯水槽を建造し、大雨の水を大量に蓄えることに成功する。

迷宮核は、従属核の開発を進め、飛行可能なユニットの開発に成功する。雨を降らせる精霊として現地人に崇められる。

ジダン、砂鮫を相手に初陣、その際砂神剣の力に覚醒して、砂鮫を両断する。(目が青く光る

飛行型従属核を利用して、砂漠で集めた植物の種子を保水ゲルと共に空中散布して、大雨で湿り気を帯びた砂漠に草原を作る。

岩山オアシスを盗賊が襲撃する。ジダン達守り手がこれを撃退するも、迷宮核は魂と同化する事は無く、魂を魔力に分解して記憶だけ吸収する事がわかる。(偏食傾向を自覚する。

砂漠の交易路、緑の帯で従属核が目撃されるようになる。

緑の帯で砂漠の民が水の魔石を大量に保有している事が発覚し、大河の国々に知られる。

砂漠の民が、大河の国の中でも大国であるウラーミア王国に襲撃され、痛み分けになる。

ウラーミア王国の襲撃によって痛手を負った緑の帯の村は、従属核フレームに載せられて岩山オアシスまで避難する。その際、緑の帯のオアシスは水を地下に流して枯れたように見せる。

勝手な行動をして砂漠の交易路を使用不能にしたウラーミア王国を弾劾する国際会議が行われるも、会議場を破壊工作をして大河中に喧嘩を売る。大河の大戦、緑月戦争がはじまる。

ウラーミア王国、物量で迫る大河の連合を死霊術で応戦し、時には砦を犠牲に味方もろともアンデッドにしてしまう。

ウラーミア軍は、元砂漠の民の奴隷を案内役に、砂漠の民が避難した集落へと死霊軍を率いて襲撃を仕掛けるも、従属核フレームのバリスタや投石器に撃退され敗走。

大河の小国が、襲撃されて犠牲の出た砂漠の民を案じて使節団を送る。第一王子が使節として立候補し、探索隊兼ね使節団が砂漠を目指す。

案内役を通じて、砂漠の民を探す道中、砂鮫の襲撃を受けるも砂漠の民の守り手に救助され、第一王子と砂漠の民の長の長男が友となる。

第一王子と年が近い村長子供達と交流を深めて行く。(その際、温泉騒動も起こる。

岩山オアシスの主たる迷宮核が、分身体である従属核の欠片を大河の小国ホトリア王国の王子に託し、砂漠の民と大河ほとりの国は盟友となる。

帰国した第一王子によって、従属核が齎され、王城広場の枯れ噴水と融合する事で水源となる。

突然水源が復活したホトリア王国に疑問を持った大河の国々は大河の水を不当に独占していると非難するも、その様子はなく、ますます混乱を深めて行く。

迷宮核は、砂漠の奥地への前哨基地を兼ねた、砂漠の動植物の研究施設を人が寄り付かない辺境へと建設する。普段は砂に埋めて隠しているので、噂話程度しか流れず、研究施設は秘匿される。

迷宮核は、従属核フレームの稼働時間を延ばすための工夫として、プランター型フレームを開発するも、行動が制限されるのでホトリア王国の単独走破を果たすと開発を見送った。大河ほとりの国の従属核×2

砂漠の民の村長家族がいつも通りお祈りをしていると、分身体を大河ほとりの国へと運ぶように託宣を受ける。大規模なキャラバン隊が組まれて3姉弟は大河へと向かう。

久しぶりに第一王子と再会した3姉弟は、歓待を受けるも、キャラバン隊の護衛についていたルルをウラツァラル系として絡んで来る貴族とトラブル、第一王子の一喝によってその場は収まる。大河ほとりの国の従属核×3

岩山オアシス周辺の砂漠が灌漑され草原が出来、草花が咲き乱れて花畑のようになる。次女ラーレは植物学士の道も考え始める。

アルキメディアンスクリュー従属核が開発され、巨大蠍に襲撃を受ける砂漠の民を救助し、村まで運んでもらう場面があった。

出力の上がったホトリア王国の従属核によって、大河ほとりの国周辺だけ環境が安定する。大河全体としては水量が減り干ばつの影響が深刻になってきている。

長女アイラは、砂神剣に選ばれた弟に負けない様に鍛錬を積み、弟と仲の良いルルと交流する。弟の剣を真似して特注の骨大剣を扱うようになる。

砂漠で使用される水源から大量の水蒸気が発生し、大河方面へと流れて小雨が降る。大河の環境に一息つかせる効果はあった。

各地に埋め込まれた従属核が順調に機能を果たし、防衛装置などが成果を上げ始めていた。
この地方の安定化を盤石にするためにありったけの魔力を込めて従属核を空路で大河ほとりの国に派遣する。大河ほとりの国の従属核×4

従属核フレームのコストを更に下げるために核のないフレームを作るが、操作性に難があり、熟練を要する。
しかし、破壊されても使い捨てにしても痛くないので、迷宮核の支配領域に限り試験的に運用される。ドールフレーム

ラナとアリーの子供のころの思い出、入植したばかりの頃の物語。そして、次世代たる子供達を見守る親の視線。

大河ほとりの国の生成した水を、地下水脈をパイプライン化して大河上流に放水、魚型フレームで大河上流の水脈を手動で工事。


水の魔石の産出国を視察、国の中心部にある渦巻き沼の底には水の大精霊が存在した。
自分と同じく魔石で構成された生命体で、ほぼ本能で生きる。彼らの平穏を願いつつ従属核は帰還する。

砂漠の長の家族の次女ラーレは、植物学にますます興味を持ち、個人的に大河ほとりの国と取引して希少な薬草を輸入する。
彼女だけでなく、知的好奇心で作物を輸入する学士も多く、オアシスの緑化と生物的多様性に貢献した人々である。

岩山オアシスで魔道具の開発が進む。魔石鉱山の存在を背景に、ウラツァラル系人の技術提供のお陰で開発速度が加速する。
事故をきっかけに、砂漠の移動時に効率的に冷却する装備が開発され移動が楽になる。

岩山オアシスから離れた迷宮核の影響圏ギリギリの村で盗賊の襲撃が発生する。従属核が直接管理してない天然のオアシスだったために、多数の被害が発生してしまう。
怒る迷宮核は、武装した従属核フレームごと射出し、長距離射撃で盗賊を壊滅させる。見積もりが甘く犠牲者が出てしまった事に迷宮核は心を痛める。

大河方面の水脈をパイプラインで繋げる従属核フレーム、作業を終えてホトリア王国へ帰還する道中、下流域の存在を思い出し寄り道する。
下流域の地下水脈を修正途中、塞がれた水脈も修正した事で、大河跡地だった行商路が大河と再び接続し復活する。小型船の水路として使われる。

大河の水が届かない地域に直接出向き、水路と陸路で移動し、影響の届きにくい大河上流を従属核が灌漑する。
水の魔石を搭載したコンテナを残すなど、直接的な支援を行うも、捕獲対象として捜索される。同時に大河ほとりの国に注目が集まる。

ウラツァラル帝国残党である、2つの国が暗躍する。帝国時代の遺産を使い、連合と対抗しようとしたり、片割れの国がその隙を伺いある装置を起動しようとしたりする。

緑の帯を廻って戦争が続くが、大河の連合側にも砂漠の民を軽視する勢力があり、時に略奪行為に及ぶこともある。
真相を知った迷宮核は、盗賊に偽装した連合一派の軍隊を従属核フレームで襲撃し、壊滅させる。当然かの国は吊し上げられる。

迷宮核は、雨を降らせようと試行錯誤するが、本体の周辺を多少湿らせる程度の霧雨を降らせることに成功する。
同時に、密かに各地から集めた種子を岩山オアシスの隠し畑で育てる。豊富な種類の種子が迷宮核の支配領域に保管されている。

緑の帯の集落に仕込んだ従属核が傀儡殻を使ったバリスタ砲台で魔物や盗賊から守る。
防衛装置が稼働している所を商人や各国の兵士に目撃され色々な意味で注目される。
そのころ、岩山オアシスの貯水量は3分の1を切っていた。

干乾びていた大河跡地が再び大河に接続された事により、緑の帯付近にも水草や大河原産の魚類が進出し始める。
従属核がこれを回収し、何度か運搬に失敗しつつも、受精卵を水草にくっつけた状態でエアレーションしながら岩山オアシスまで送り届ける。
岩山オアシスを中心として地下水路ネットワークを形成し、各オアシスと接続し、砂漠の水源に生物的多様性を齎す事に成功する。
砂漠の民の料理のレパトリーが増えるという副次的な恩恵もあり。

死の海を調査中に砂に埋もれた一枚岩を発見する。
地表にはみ出した上部には死の海特有の植物が群生しており、それが死の海の捕食者の食糧供給源となっていた。
奇妙な気配を感じて死の海の更に奥地に進むが、生物が死に絶えた本物の海が広がっていた。
水の魔力を吸収して帰路についたために、水をまき散らしてしまい死の海の捕食者に追尾される羽目になったが、一枚岩に水を放出して水溜まりを作り、それを囮に岩山オアシスに帰還する。自分と同じく水色ベースに虹色に輝く何かが居た様な気がした。

砂漠を回り、再び荒れ地に戻らないように地質を弄る従属核。
植物が根を下ろし、砂地が少なくなった代わりに捕食者も増えて、砂漠の民にも被害が出ることが増えたが、その反面生物資源が豊富になった事で、狩りの技術も磨かれるようになってきた。
生命の循環がされるようになり、砂漠の魔力が増え、それが超自然的に作用した結果、雨が降るようになってきた。

緑の帯を巡回する従属核は、砂漠の民は元より異国の行商人や旅人などとも接触するようになり、砂漠の民以外も恐る恐る従属核に触れるようになる。
しかし、異形の存在が砂漠の民を加護しているとなると、大河各国にも注目が集まり、私人・公人共に岩山オアシスを捜索する事になる。


従属核の眼球型センサーにセンサーカバーを搭載した結果、砂塵の付着を防ぎセンサーの誤作動を防ぐ
植林作業中に子供達に群がられて困り果てた際、センサーカバーを利用した表情変化で意思表示をして子供を引きはがしてくれるように頼む
副次的ながら、砂漠の民に対して意思表示が可能となった。


アイラが次期指導者として学ぶため、岩山オアシスの彼方此方を奔走する。
魚を取ったり魔物狩りをしたり、妹の稽古や弟と恋人の恋路を見守ったり、母親に注意されたり


迷宮核が砂漠の民の道具が破損したのを見かねて地形操作能力の応用で修理と強化を行う
その中には折れた剣もあり、製鉄技術な未熟な現地文明からしたらオーパーツに近い鋼の剣となり、鋼材としての研究が開始される
その結果、大河の民ですら知らない工法でマテリアル技術が発達する。


子供たちが出る事を禁止されている岩山オアシスの外を探検する事をやめないので、子供たちが好みそうな愛嬌のある外観の専用フレームを作り出し、それを村で行進させる事でそれを阻止する。副次的に村を行進するフレームを模した置物が作られたり芸術文化が発達する

村を行進するフレームのコストパフォーマンスを下げるために従属核の入っていない土人形を作り行進させるも、神経が通っていないのでうっかり回収を忘れて置物と間違えたキャラバンが持って行ってしまう。油圧機構などが搭載されていたのでオーパーツとして大河の国々に騒がれるが、戦争中なのでそこまで広がらなかった。



迷宮核の支配域の外側に迷い込み遭難する者が後を絶たないので、従属核で土台と水場だけ設置してパイプでつなぐ簡易的なオアシスを作り出す。新型水魔石のおかげで少しずつ水がにじみ出て管理の手間が省ける。地下水路と繋いでいるが配管が詰まったり改良するべき点がいくつか見つかる。


砂鮫視点での話、岩間オアシスの人間がおっかないことと、かじれば水を出す岩の塊、突然と出現した泥沼、群れが大きくなって追い出された砂鮫は仮設オアシスにたどり着き水分補給と休憩をすると再び岩山オアシス方面に向かって泳ぎだす。



















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大局的な流れ
☆☆☆☆☆
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ウラツァラル帝国の皇帝の魂がツーラミア公国の皇太子を継承の儀で乗っ取る

ウラーミア王国がウラツァラル帝国の遺産である死霊術で首都決戦をしようとするが、大河の連合軍もろとも暗雲に飲み込まれる

ウラツァラル帝国の遺跡の仕掛けが発動し、ウラーミア王国領土一帯が死霊の蔓延る死の領域と化してしまう

ツラーミア公国が突如として鎖国状態となり、大河の連合は長きにわたる死霊駆除と死の領域拡大を食い止める戦いに駆り出される

年月が経ち、すっかり青年となったジダンとアルジャンが交流する。

親友に影響され砂漠の民を導く長として口調を改め、成るべく丁寧に話すように変えるジダン

いつも通り、大河ほとりの国と交流を続けていると使節団が何者かにより虐殺される事件が発生する、その中に次女ラーレとジダンが居た

悲しみに包まれる砂漠の民、大河ほとりの国も憤り、犯人を捜すも大河の連合の足並みもそろわず容疑者が多すぎる

重傷を負った者の辛うじて生き長らえたジダンは、姉を守れなかったことを悔やみ恥じ、死に物狂いで鍛える。

砂神剣の従属核に虐殺された使節団の魂が宿っており、姉のラーレもその中で心身ともに傷つき、その身をさらに追い込む弟の姿を心配していた。

不協和音の響く大河の連合の影に、鎖国したはずのツラーミア公国の影がちらつく

アイラもまた、妹の死に悲しみと強い怒りを秘めていたが、次世代の長として冷静に立ち振る舞わなければならず、心をすり減らしていた。

突如、ツラーミア公国が大河の連合に宣戦布告、大河の連合国の一部も寝返るという衝撃的な事態に発展する。

何とか押しとどめていた死霊の領域から突如、統制を持った死霊の軍勢が現れ、前線の国が死の領域の飲まれる。

自我を留めたまま不死者として死霊化した裏切り者の国が、前線を混乱させる。

砂神剣を振るうジダンが一騎当千の活躍で、死霊軍を崩し英雄として祀り上げられる。

砂漠の民も同胞が虐殺された事で、無関係とは言えず、当事者として戦争に参戦する。

最も砂漠の民と近い交流を持つ大河ほとりの国の注目が集まる。

交流を続けている内にアルジャン王子とアイラは恋仲となっていた。

ジダンはその様子を陰から見守りつつも、常に前線へと経ち続けていた。亡き姉と同胞たちの為に。ラーレの魂は更に悲しみに包まれる

ある日怪しげな商人と思われる人間が岩山オアシスを訪れ、人目を盗んで魔石の様な物を岩山オアシスに設置し、不審に思った迷宮核がそれを回収する。

同時期、今後の方針の相談の為にアイラとラナが大河ほとりの国に向かっている道中、岩山オアシスが暗雲に飲み込まれる。

迷宮核が魔石の様な物体を隔離したうえで解析していると、突如不浄な力が魔石からあふれ出し、咄嗟に謎の魔石を射出口から発射して、投棄するがそれが裏目に出て、降り注ぐ瘴気が岩山オアシスを汚染してしまう。

悲鳴を上げながら溶け崩れる砂漠の民と、腐り落ちる木々、苦痛を伴った負の意識が迷宮核に直接的なダメージを与える。

魔石の正体は、魔石が高純度化する事で変性した導石と呼ばれる物質で、意志を伝達する力を秘めた魔石であった。元々迷宮核を構成する主成分の一つで、神経伝達物質として機能していた。

同時期、ツラーミア公国で突如民間人が大量死する事件が起こる、それどころか率先して軍が民間人を虐殺し、凄惨な光景が広がっていた。

ツラーミア公国の人民を犠牲に、導石に集めた負の魔力を使い、ウラツァラル帝国初代皇帝の魂を宿した若き王は死霊王と化する。

迷宮核は、押し寄せる苦痛の悲しみの意志に耐えきれず、本体にひびが入り、従属核を巻き込んで気絶してしまう。

大河の連合各地でも、同様の汚染が広がっており、死の領域に飲み込まれた国も数多く存在した。

大河ほとりの国もその魔の手が迫り、炸裂寸前の所でジダンの砂神剣に切り捨てられ、浄化・無力化されるが、死霊軍が大河ほとりの国に押し寄せてくる。

大河ほとりの国と砂漠の民が全兵力を集結させてこれを撃退するも、砂神剣の不調やジダンの肉体的限界を迎え、遂にジダンは力尽きてしまう。

母親と姉に看取られながら光の粒子と化し、砂神剣に吸収される光景を見て、ラナが叫ぶ。「あぁ神様、私の子供を連れて行かないでください、もう嫌だ、ラーレもジダンも消えてしまった。あぁ返してください、返して!」

しかし、砂神剣が光りだすと、剣本体に文字が浮かび上がる。「母さん、僕は、僕たちはここから見守っている。」
「神様の加護下である以上やがて神の元に召される。そう言う仕組みだったんだ。」
「この剣は子守の剣、本来はただ鋭いだけの剣だった。剣を変形させ意のままに操るのは本来の使い方ではなかった。それが、同化を速めてしまった。」
「ラーレ姉さんも、お爺ちゃんも、砂漠に散っていったみんなも此処にいるよ、だから悲しまないで、ずっと近くで見守っているよ、だから泣かないで。」

泣き崩れる母親の横を通り過ぎて砂神剣を引き抜くアイラ。「私が、砂漠の長として民を導きます。大河ほとりの友と共に。」

その後、砂漠の民は大河ほとりの国に移住し、同化する。アイラは王子と婚姻を結び王妃として生涯を終える。

実は、ジダンの子供を身ごもっていたルル、特異体質になっていたジダンの血と魔力適正のあるウラツァラル人の血を引く子孫は、ウラツァラル系に対する迫害から逃れ、ひっそりと身を隠していた。

時代は進み、ある日、死の領域と化した岩山オアシスに、護衛を伴った姫巫女が現れる。

襲い来る死霊や魔物に護衛の兵士は次々と倒れて行き、姫巫女は遂に迷宮核の間へと到達する。

既に満身創痍の姫巫女は、血を流しながら罅割れた迷宮核に寄り添い、国宝である砂神剣を掲げ、琥珀色だった瞳を青く光り輝かせ祈りの言葉を紡ぎながら粒子と化する。

「傷つきし岩山の主よ、生命の根源たる偉大なる神よ、今こそ目覚めたまへ。」
「さぁ、起きて、この石に秘められた魂たちは貴方の目覚めを待っている。ラナもジダンも、砂漠の民の人々も、みんな此処にいるよ、目を覚まして。」

肉体を魔力と化し、迷宮核に取り込まれた姫巫女と砂神剣は、迷宮核のひび割れを治し、静かに迷宮核は目を覚ます。

「ここは何処だろうか?私は一体何者なのか?いや、だが知っている、蓄積された記憶が、沢山の意志が私の目覚めを待っていた。」

「なんて悲しい光景だ、これがあの楽園の姿だというのか?これでは、私は一体何のために・・・。」

死の領域の外を泳ぐ砂鮫の群れを感知する迷宮核、「まだ砂漠に生き物がいる?待ってくれ!君たちは一体どこに!」

「行ってしまった、だが、無駄では無かった。確かに失ったものは多かった、だがまだやり直せる。」

突如岩山から光が迸り、光の奔流が瘴気を払いながら地平線まで広がり、突如岩山その物が轟音を立てて崩れ落ちる。

「我は、大地に生命を齎すものなり、我、此処に復活せり。」

迷宮核は岩山その物を移動用の外殻と化し、巨大な獣型の外殻は四つの足を踏みしめ砂漠を歩き始めるのであった。

歩行要塞型ダンジョンである迷宮核の外殻はマスターコアフレームと言うスレイブコアフレームと対をなす存在であった。
砂漠の巨獣は3大機動要塞と呼ばれ、地を司る者として君臨する。

全長2㎞の巨体は、休眠状態にある従属核を再起動させながら砂漠各地を回り、その姿を目撃した旅人に神として或いは化け物として広がる。

大河ほとりの国は、瘴気を払い大地を浄化しながら移動する歩行要塞に神の紋章が刻まれている事に気付き、神の化身として崇めるようになる。

姫巫女の弟である王子は、歩行要塞と邂逅し、姉の魂がそこにある事を察し、既に姉がこの世を去ってしまった事を悲しむが、民を導く王族としての務めを果たすべく、死霊を打ち倒し続ける。

姫巫女が迷宮核と邂逅するまでの道のりで、謎の青年の助けがあった。青年はジダンとルルの血を引く末裔であり、姫巫女の遠戚であった。

旅の果てが彼女の死である事を知りつつも、青年は姫巫女に恋心を抱きつつ彼女の剣となり、護衛の兵士と共に彼の地へと送り届けた。

瘴気に飲み込まれた巨大な砂鮫の魔物を食い止め、刺し違えることで彼女を守るも砂神剣を通して彼の恋心を知った姫巫女は心に傷を負いつつ神の元を目指す。

「あの人が、沢山の人々が、この未来を切り開いてくれた。だからこそ、私が、我々がこの悲劇を打ち払わなければならない。」

歩行要塞はその巨体をもって死霊を蹂躙し、意志の力で苦痛に満たされた意志をかき消し、浄化した魔力を取り込みさらに力を蓄えて行く。

各地を浄化しながら突き進んだ、迷宮核は遂にツラーミア跡地へと到達し、死霊王と対峙する。

死霊が融合した巨人と戦うも、頭部外殻破損、前足大破と言う損傷を受けつつも、残存魔力を集結し、高密度金属の砲弾と多薬室砲を形成し、照準を王城に向ける。

死霊王が渾身の一撃を浴びせようと瘴気をかき集めるも、発射された魔光弾と多薬室砲の砲弾が交差した瞬間、魔光弾は粉砕されそのまま死霊王に金属弾が直撃して王城ごと消滅する。

主を失った瘴気は、唯その場に漂うだけとなり、勝利の咆哮を上げる巨獣の放つ光によって完全に打ち払われる。

実は死霊術は元々魔力が豊富ながら不毛な地であったウラツァラル人の土地を開拓するために開発された魔法で、過酷な地に適応するために開発された物であった。

王に戴かれ、不毛な土地を治めていた初代皇帝は沢山の死を見続けた事で、死に対する恐怖に囚われ始め、不死の研究に没頭し、不幸にも完成させてしまう、他者の肉体を乗っ取り魂を食らう禁術に。

「馬鹿な真似を」迷宮核は粉砕された死霊王の意志を読み取り、やるせなく呟く。到底許される行為ではない、だがしかし、その根幹は苦痛と悲しみと恐怖であった。

名実ともにこの地の守り神となった迷宮核は長きにわたりこの地を見守る事になる。

更に時代が進んで、邪神扱いされたり砲弾の的になったり新兵器の実験になったりして、文明が自滅して見切りをつけて別の場所に移動、谷をウォータージェットで飛び越えたり、行った先でまた怪物扱いされたり苦労は絶えない

やがて、その星の生命は全て魔石と化し、何処までも月面の様な不毛な地が広がる世界となる。だが、生命に満ち溢れていた。

星を飛び立とうとする迷宮核に語り掛ける者が居た。それはこの星を作った超巨大霊晶石、星霊核が。

「意志は魂を生み出し、魂は意志を紡ぐ。それが途方もない時間をかけて世界を作り出す。僕たち神様って言うのはね、そう言う生き物なのさ。」

迷宮核は一つの時代を構成する生命に匹敵する魂を抱え、星の海へと旅立って行く。その身に新たな命を世界を紡ぐために



メモ 砂鯨の行方 峡谷を水流飛行で横断 迷宮核インジェクト 砂漠研究所の行方 軌道要塞のドリル形態後の湖とダンジョン

ダミーコアではなくサブコアなスレイブコア




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