リンドホルム財閥新ビジネス体系

リンドホルム伯パウル投稿日：2019年06月06日 23:25 No.91

さて、とうとう我々はレジティマ派の軛から逃れ、新たにビジネスを展開することを決定した。

そこで我々のビジネス形態の変化をここに明記する。

基本的には
：人材派遣会社『リクルート』
：娯楽産業会社『バニラ』
：船舶リース業『オリエント海運』
がベースになるが、これに加えて
：資材物資貿易会社『欧州商事』
を新たに立ち上げた。

ビジネスの流れは以下の通りである。

：中東以東アジア諸地域
全ての会社の登記はこの地域で行われる。
主に『リクルート』『バニラ』における人材調達。
薬剤の原料をここで生産する。
物資はエジプト・リビア・アルジェリア・モロッコを通り大西洋から海路で搬送される。

：北欧
『リクルート』『バニラ』における人材を運用する地域だが、ウプサラの一件以降監視が厳しいため、近年では新たなルートを開拓した。
『オリエント海運』の船舶は基本的にこの地域に集約される。

：英仏
我が国が海上制海権を獲得し、両国は海上封鎖を受けている。
そこで我々はワーカーズネイビーと取引を行い、航海中の安全確保と物資の販売を約束した。
これにより、北海・大西洋ルートが完全に甦った。
英仏では物資の不足から配給制が敷かれており、市内では闇市が横行している。
我々はその資本力をもって、英仏の闇市を完全に牛耳った。
もはや彼等は経済的に北欧に、端的に言えば我々に支配されている。

：北米
大西洋ルートの復活により、北米への到達ルートが完成した。
ここへは薬品や物資を輸出入、販売している。

：南米
大西洋ルートの復活により、こちらも現在は活発化している。
薬品と物資の物々交換によって、南米の特産品を北欧へ運び込んでいる。
また最近は、徐々に金銭物資を南米に貯蓄させている。
これはいざという時のための、いわば保険だ。

このような海上利権。
大幅な利益産出はかつての海賊黄金時代を遥かに凌ぐ。

そうだ。
このままいけば、私は戦後欧州の神となりうるのだ！！！！

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