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「連合王国解体」について考える
ウプサラ大学法学部教授 投稿日:2019年09月30日 23:10 No.2510
「連合王国解体」…
最近、保守派がこのような主張をしているのをよく見かける。
一昔前ではこのような主張は空論として退けられていた。
しかし、ここ最近の社民党・SNFPの支持率を見ていると、「連合王国解体」が実現するかはともかくとして、
それを実現しようとする政党が政権を担うことは十分にあり得そうだ。

そこで、彼らの主張の実現可能性について考えてみた。

まず、連合王国の歴史について簡単に振り返ろう。
「連合王国解体」とは、現在のスカンディナヴィア連合王国を、1937年以前のスウェーデン、ノルウェー、フィンランドの三国に分圧しようという試みである。
ホルスト内閣によるノルウェー進駐により誕生した”連合王国”は、続くビョークルンド内閣のフィンランド侵攻によりその領域を拡大し、現在の三国体制となった。
1944年には国民投票によりビョークルンド元首相が”国王”に即位している。
社民党とSNFPは選挙の度に連合王国に反対してきたが、40年選挙、44年選挙といずれも敗北している。
この8年間の歴史の中で最も重要な事件は、44年の国王選挙であることは間違いないだろう。
なぜなら、44年の国民投票こそ、連合王国の国体についてのみを国民に問うた、唯一の機会だからである。

勿論、連合王国体制について国民が選挙で意思を示す機会はこれ以外にもたくさんあった。
国会選挙の度に連合王国派と社民党・SNFPが争い、それぞれの真っ向から対立する主張をぶつけ合っている。
しかし、選挙の争点は国体だけではない。開戦問題やウルマン首相の密室体質など、様々な問題が争点となる。
このことを鑑みれば、44年の国民投票こそが、連合王国の国体についてのみを争点とした唯一の選挙と言えるだろう。

そして、この国民投票で、相対多数の国民がビョークルンドを国王に選出することに賛意を示した。
国民は、ビョークルンドと連合王国を認めたのだ!

この事実は非常に重要なものだ。
なぜなら、時の政府の独断により成立し、領土を広げてきた連合王国が、国民の自由な意思に基づき、民主的手続きによって承認された瞬間だからである。
社民党やSNFPでさえ、この事実は否定できないだろう。

もし反連合派が「民主的に」連合王国を解体しようとすれば、ビョークルンド国王を解任することが不可欠となる。
ビョークルンド国王の存在こそ、連合王国が北欧三国の連合国家であることを示す象徴だからだ。
しかし当の国王は、国民投票で民主的に選出された存在である。
民主的に廃しようとするのなら、再度国民投票を行うしかないだろう。

そうなれば、社民党・SNFPには非常に厳しい戦いが待っている。
投票に負けた場合、彼らの長年の主張が国民に否定されたことになるからだ。

もし次回の選挙で民主同盟が政権を獲得しても、直ちにビョークルンド国王の廃位を主張することはないと思う。
国王廃位の国民投票を実施することが、政権崩壊のリスクを孕んでいるからだ。
おそらく、構成三国の自治権を拡充するだけに終わるのではないだろうか。

彼らが考えるほど、北欧の人々は保守的ではない。
皆、前を向いて歩いている。
国民が連合王国を愛する限り、連合王国は不滅なのだ!


社民党党首 投稿日:2019年10月01日 20:30 No.2511
(えー、これは私個人の考えであって連立している他の政党の方々と意見を同じくしているわけではないのですが、次の選挙で民主同盟が与党になったとしても、国民投票は行わないものと思っております。理由としては、そもそも次の選挙自体がvicmodで行われるゲーム本編には関係のない後日談の内容を決める選挙であるということです。選挙自体がフレーバーに近いものであるにもかかわらず、その中のフレーバ―要素を決めるためにさらに国民投票を行うのは各人の負担や時間のことを考えるとあまり行いたくはありません。私が選挙で勝利した場合は、選挙で支持を受けたという点をもって連合王国解体に勤しむ所存ですが、実際の戦後体制がどうなるかは作者様との相談のうえで後日談をもって語られることになると思います)