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怪人百面相さんの俳句 10
リワキーノ 投稿日:2024年06月01日 07:43 No.441
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[夏の川]なつのかわ

昼過ぎから雨がきつくなってきた
この辺りは海抜0メートル地帯なので川が氾濫すると大被害が出る
数年前の水害のときは水が引くまでに1週間以上もかかり、その後の畳や家具の処分、家の大掃除などに何週間もかかった

だんだん豪雨がひどくなってくる
心配なので合羽を被り川を見に行く
まだ、土手は大丈夫なようだが、川は轟轟と唸りを上げて急流となっている
橋桁に架かっている目印を見ると、もう50センチほどで堤防を越えそうなところまで増水している
そろそろ避難したほうがいいかもしれない
避難場所は小学校の3階となっている
年寄りや女性は避難するようにと連絡が入った
妻は子供とおばあちゃんを連れて小学校に避難した
その後、夜遅くなり雨足が少しづつ緩やかになってきた
早朝までに雨は完全に上がった
朝になり避難していた妻と子供とおばあちゃんが帰ってきた
食事をさせたり、二階に上げていた家具を下ろしたりしていたら昼過ぎになった
簡単な昼飯を食べて川を見に行った
昨夜の荒れ狂ったような水流なんか忘れたようにいつもの穏やかな川に戻っていた
            (創作です)


●大荒れを忘れたごとく夏の川

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[夏空]なつぞら


時は終戦直後
真夏の東京の事件で起こった事件である

刑事(若き三船敏郎•当時28歳)は満員電車でスリに拳銃を盗まれた
慌ててスリらしき男を追いかけるが人混みの中に見失ってしまう
それから彼の犯人と拳銃探しが始まる
拳銃の発砲事件があり、弾丸から盗まれた拳銃であることが分かる
苦労して拳銃の密売をしている男から、掏られと思われる拳銃を売った相手を探り出す
その男(若き木村功•25歳)の情婦(淡路恵子の映画初出演•なんと16歳)にまでたどり着く
犯人から情婦に会いたいという連絡が来る
刑事はその場に潜んでいたが、情婦が刑事がいることを叫んで犯人を逃がす
刑事が追いかける
犯人が逃げる
雑木林を抜けて草むらを走る走る走る
犯人が力尽きて倒れ込んだところを捉えて手錠をかける
二人とも体力の限界で仰向けになり肩で息をしている
その日は真夏の暑い日
青い空が二人の上に高く高く広がっていた
     黒澤明監督「野良犬」昭和24年


●夏空や高く青く青く高く

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黒澤明はこの翌年の「羅生門」でベニス映画祭の金獅子賞、アカデミー賞で外国長編映画賞などを取り一躍世界の大監督の仲間入りをしました
その後も「生きる」「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひげ」などの名作を多く残しました

三船敏郎はこの後も黒澤作品に数多く出演し世界的大スターになりました

情婦役の淡路恵子は大物女優に成長し、その後萬屋錦之介の夫人になりました




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