日本ハーシェル協会のTea Room 改


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BRLSI ジョン・ハーシェル会議(6月8日)のお知らせ 上原貞治 投稿日: 2024年04月05日 07:16:42 No.48 【返信】

下の投稿にある「200周年」の目玉イベントとして、BRLSIの「ジョン・ハーシェル会議」が、6月8日(土)(日本時では、8日17:30-9日1:45)に英国バースのQueen Squareおよびオンラインで開催されます。詳細は以下でご覧ください。

https://www.brlsi.org/whatson/john-herschel-the-last-polymath-all-day-conference/

https://www.brlsi.org/john-herschel-the-last-polymath/
管理人 投稿日: 2024年04月14日 08:09:23 No.49
英国ハーシェル協会のチャールズさんから、続報が届きました。以下に転載します。
なお、ハーシェル協会会員は割引料金が適用とありますが、残念ながら英国ハーシェル協会の会員限定のサービスですので、それ以外の方は通常料金での参加となります。
添付されていたチラシは掲載の画像になります。

Dear Herschel Society Member,

I am pleased to say that the details of our John Herschel Conference on 8 June have now been published. You can see them, including how to buy tickets, on the BRLSI website here: https://www.brlsi.org/john-herschel-the-last-polymath/

John Herschel – The Last Polymath – Bath Royal Literary and Scientific Institution
www.brlsi.org

I hope many of you will join us, either in person or online. Please book early to avoid disappointment, particularly if you plan to attend in person. It should be a very interesting day!

Don't forget that as Herschel Society Members you only pay the Member price indicated on the website.
You can also see the details of the day in the attached flier.

Best wishes,
Charles




今年(2024年)も「200周年」 上原貞治 投稿日: 2024年03月03日 09:54:18 No.45 【返信】

日本時間の本日早朝に開催されました英国ハーシェル協会の年次総会(AGM)にネット参加しました。

今年2024年は、BRLSI(バース王立文学科学研究所)の設立200周年だそうです。
https://www.brlsi.org/brlsi200/

それから、ジョン・ハーシェルが初めて主要な天文学論文を書き、王立協会の秘書(事務官)になってからも、200年だそうです。
https://iphf.org/inductees/sir-john-frederick-william-herschel/

それから、日本においては、足立信順(当時、暦作測量御用手伝)が日本で初めて天王星を観測してから、200年となります。文政七年甲申四月十五日は、グレゴリオ暦では1824年5月13日になります。この時は、天王星は、口径20mmの小望遠鏡で明け方のいて座で観測されましたが、2024年の5月13日は天王星の「合」の日で、天王星は太陽の背後に隠されます(残念ながら、地上から観測する方法はないと思いますが)。


管理人 投稿日: 2024年03月06日 16:33:03 No.46
おお、これは早速のレポートありがとうございます。
居ながらにして英国の総会に参加できるというのは、昔を思うと本当に隔世の感があります(急に年寄りめきますが・笑)。私も時間のハンデさえ辛抱すれば、すぐに参加できるわけですが、なかなかどうもこのハンデは小さいようで大きいです。

ときに今年迎える様々な「200年」。実に感慨深いです。
なかでも日本における天王星200年は、これをライフワークにされてきた上原さんにとっても、わが協会にとっても、実に意義ある節目ですね。

そしてなんと本年11月15日は、協会創設40周年の佳節でもあります。
無理をする必要はないにしても、何か記念のイベントができるといいですね。またぼちぼち考えてみたいので、こちらにつきましてもどうぞよろしくお願いいたします。
上原貞治 投稿日: 2024年03月07日 13:32:19 No.47
今年は、我らが協会にとっても切りのいい記念なのですね。200年と40年、ちょうど割り切れて良い比率ですね。イベントについて、また、お考えよろしくお願いします。


今年もロバートソンさんからクリスマスカード 上原貞治 投稿日: 2023年12月07日 08:46:11 No.42 【返信】

英国ハーシェル協会の元幹部のブライアン・ロバートソンさんからクリスマスカードをいただきました。

皆さまに楽しいクリスマスと新年が訪れることをお祈りします。


管理人 投稿日: 2024年01月08日 10:13:23 No.44
これは混迷した世界を照らす灯台かもしれませんね。一筋の光によって船の命運が分かれることもあります。広大な星空の美や、天文学という悠遠な知が、そんな光明になることも大いにあると思います。


佐藤明達様のご逝去をお悔やみ申し上げます 上原貞治 投稿日: 2023年12月05日 13:23:31 No.40 【返信】

さきほど届いた東亜天文学会の『天界』で、佐藤明達さんが2023年11月9日に逝去されたことを知りました。

 佐藤明達さんには、天文学史について広範に貴重で的確なコメントをいただきました。また佐藤さんが書かれたものからより広く教養や科学的な見方についていろいろ学ぶことができました。感謝と哀悼の意を表します。
管理人 投稿日: 2024年01月08日 10:02:14 No.43
お知らせいただき、ありがとうございました。
豊かな学識をお持ちの方がまたお亡くなりになりましたね。多年にわたり協会活動に多くのお力添えをいただいたことに感謝しつつ、謹んでご冥福をお祈りいたします。



来週と再来週の日曜日に、BSフジのTV放送で、三浦梅園と麻田剛立に関わる日本天文学史についてのテレビ番組の放送があります。

ハーシェルには関係ありませんが、ウィリアムが活躍していた同時代の日本の天文学ということでご紹介します。

私も、少し取材を受けましたので、それが出ることになっています。
(ということでの、ご紹介です)

BSフジ放送(BS8ch) 『ガリレオX』
2023年10月8日(日) 08:28~09:00
第300回「三浦梅園の宇宙論  法則の探究と近代日本天文学のはじまり」
2023年10月15日(日) 08:28~09:00(再)

https://www.bsfuji.tv/galileox/pub/
管理人 投稿日: 2023年11月04日 09:34:47 No.36
近世日本の天文学は、麻田剛立以降、西洋の学問水準を目指して尋常ならざる努力を重ねたと思いますが、そのスタート地点において、三浦梅園のようなユニークな思想家の影響が色濃く及んでいたことは、特筆大書すべきことですね。新たな視点で天文学史の見直しが進んでいるんだなあ…と興味深く拝見しました。
上原貞治 投稿日: 2023年11月09日 08:20:45 No.39
TV番組をご覧くださりありがとうございます。

おっしゃるように思います。麻田剛立と三浦梅園の関係もそうですが、その他にも、司馬江漢と懐徳堂+山片蟠桃の関係とか、菅茶山と伊能忠敬の関係とか、山片蟠桃が志筑忠雄『暦象新書』を読んでいたことや、帆足萬里が『暦象新書』のほかに、高橋景保所蔵と共通する蘭書を読んでいてラランド、デランブル、ハーシェルなど西洋一流の18世紀の天文学者の業績に通じていたことなど、天文研究「交流史」の研究がなされているようです。まだ謎の部分が多いようで、これらの人たちの研究内容を叩けばまだまだ出てくると思います。



2通目のお便りも、大変嬉しいお便りです。
飯沢能布子会員から協会あてご著書の寄贈がありました。

■『透明な燦きを追い求めて 宇宙と花々-飯沢能布子七宝美術の世界』(2023、私家版)

以下、同封されていた「ごあいさつ」から一部転記します。

「この度、七宝作品50年をふり返り、作品集「透明な燦きを追い求めて 宇宙と花々-飯沢能布子七宝美術の世界」を出版いたしました。ぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 表題の、Ⅰ部『作品集』はテーマの作品を時系列で掲載いたしました。併せて、Ⅱ部『活動の記録編』には折々の制作や解説、交流の記録からまとめております、
 紙に印刷した作品写真では、実物の七宝の質感を表現するのは困難ですが、可能な限り再現しようと努めましたのでどうかご覧ください。」

50年…と一口にいいますが、これは実に容易ならぬ年月です。
この175ページの大判の作品集には、飯沢さんがこれまで手掛けてこられた数多くの作品が、すべて美しいオールカラー写真で掲載されています。七宝釉薬による、まさに「透明な燦き」。そこに展開するのは、北海道の大自然に息づく花々であり、そして頭上に広がる悠遠な星たちの世界です。

管理人は協会活動に関わる中で、飯沢さんの制作活動を折々仄聞し、またその作品を手にする喜びにも恵まれましたが、そのバックボーンにある修行時代のお話しや、その時々で作品づくりかけてきたプロの作家としての思いなど、本書を拝読して初めて知ることが多く、作品の美しさに感嘆するばかりでなく、思わず居ずまいを正すような感じがしました。

ともあれ、こうして豊かな創作活動の歩みが一書にまとめられ、いつでも振り返ることができるようになったことを、協会員の一人として、また一ファンとして喜びたいと思います。





このところ立て続けに素晴らしいお便りをいただきましたので、2回に分けてご紹介します。

まず1通目は大金要次郎会員から頂戴したものです。
大金氏からのお便りには、氏が20年以上にわたってベテルギウスの光度測定を継続され、それを昨年に論文にまとめられたこと、そしてその功を称えて、今年3月に「2022年度日本天文学会天文功労賞(長期部門)」が授与されたことが記されていました。以下、大金氏からのお便りを一部引用させていただきます。

「ご無沙汰申し上げております。ハーシェル没後200年行事に多少ともお役に立てて幸いでした。
 ところで、当時たまたま小生が観測を続けていたベテルギウスのデータについて、岡山県の大島修さんから背中を押されて、当時は論文に纏めることになっての最終段階で、かなり緊張しておりました。長くなりますが、その後の経過を書かせて頂きます。
 論文は、Open European Journal on Variable stars という変光星の査読のあるジャーナルへ提出して、昨年11月に発表されました。少数ながら一応内外からの引用もあって、今年の3月には日本天文学会から「天文功労賞(長期部門)」に選ばれました。
 論文は http://oejv.physics.muni.cz/issues/oejv_0233.pdf で見られますが、「ひかり天体観測所」(http://hikariao.la.coocan.jp) からも見られます。
 大島さんをはじめ3人の優秀な協力者(谷口大輔氏・高梨直紘氏)のお蔭で論文が出来上がりましたが、日本天文学会でも認められて、今年3月の年会で「天文功労賞(長期部門)」に選ばれました。論文の筆頭者の私が代表して選出されたようです。このことから、日本天文学会会誌の「天文月報」に記事を書かされましたのとか、関連して「星ナビ6月号」に小生が使用している望遠鏡のことが記載されることもありましたので、添付させて頂きます〔添付省略〕。
 なお、7月に長野県諏訪開かれた「変光星観測者会議2023」で記念講演がありましたが、その内容が「集録」の9ページから15ページに記載されておりますので、お時間がございましたら、これもご覧いただけましたら幸いでございます。http://nga-star.o.oo7.jp/vsconf2023.pdf でご覧頂けると思います。」

大金氏の功績に最大限の祝意を表したいと思います。そして、大金氏が多年の観測対象に選ばれたベテルギウスの光度変化を発見した人こそ、他ならぬジョン・ハーシェルですから、今回の吉報はハーシェル協会として挙げて祝賀すべきものと思います。本当におめでとうございました。〔添付は大金氏が受け取られた記念の楯〕

なお、協会も翻訳者に名を連ねているギュンター・ブットマン著 『星を負い、光を愛して―19世紀科学界の巨人、ジョン・ハーシェル伝』(産業図書)から、参考までに関連箇所を挙げておきます。

 「1840年春、彼〔ジョン・ハーシェル〕はある発見で世界中の天文学者を驚かした。それは空で最も目立つ天体に関する発見だったが、不思議なことに今まで全ての天文学者が見逃していた。すなわち彼はオリオン座α星・ベテルギウスが、周期的に光度を変える長周期変光星であることを発見したのである。」(pp.146-7)

その出典として挙がっている、ジョン・ハーシェルのオリジナル論文は以下のとおりです。

■J.F.W. Herschel, “On the variability and periodical nature of the star Alpha Orionis,” Memoirs of the Royal Astronomical Society, 11, 269-278 (1840) ; Monthly Notices of the Royal Astronomical Society, 5, 11-16 (1839-43).




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