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冬場用バッテリー充電器
アキカン 投稿日:2009年06月19日 01:05 No.887
はじめまして
冬場用バッテリー充電器についてなのですが
電流制限抵抗はバッテリーが何Vを想定している時の数字でしょうか?
想定以下の電圧のバッテリーをつないだときに過電流が流れてアダプターやICを破壊してしまうことはないのでしょうか?


Re: 冬場用バッテリー充電器 taka 投稿日:2009年06月20日 21:38 No.889 【Home】
はじめまして~
ご指摘のように16V1Aのアダプターに13.5V(通常これ位)バッテリーを接続するとアダプターは限界まで電流を流しながら出力電圧は13.5Vまで低下します。
限界電流はアダプターの設計方法により異なりますが、1.1~1.5A程度と推測されアブナイ領域であることは間違いないです。
また3端子レギュレーターも電流制限機能を有していますがこれもかなりアブナイ領域です。

そのために電流制限回路を設けて一定電流以上流れないようにしています。
電流制限抵抗1W1Ωは抵抗そのものが電流を制限するわけではなく、抵抗の両端電圧が約0.7Vになるとトランジスタ2SA1015が動作し3端子レギュレーターの出力電圧を低下させます。その結果それ以上の電流は流れなくなります。
その時の電流値は0.7V/1Ω=0.7Aとなります。

0Vのバッテリーを接続すると16V-0.5V(ダイオード分)-0.7V(抵抗分)=14.8Vが3端子レギュレーターの入出力間にかかります。
3端子レギュレータの消費電力は0.7A x 14.8V = 10.36Wとなります。
で~3端子レギュレーターが熱くなって過熱保護機能が働き出力を停止します。
冷えると復活するので それを繰り返して そのうち壊れます。

SW40のケースに樹脂充填した場合は3W程度は放熱出来ます(確認はしていない、推定値)
そこから逆算すると3端子レギュレーター両端電圧は4.3V程度まで発生してもいいことになります
その際の出力電圧は16V - 0.5V - 0.7V - 4.3V = 10.5V ですので 10.5Vのバッテリーまで接続出来ます。

この充電器は冬場に全然エンジンを掛けない場合のバッテリー自己放電分を補うのが目的ですのでバッテリーは正常品を想定しています。通常よほどひどいバッテリーでなければ12V程度の電圧は残っています。

また0Vバッテリーを接続したい場合は抵抗値を3.6Ωにすれば電流は0.2Aとなり3Wに納まります。
冬場用としてはこれくらいでも充分ですが、普通の充電器としては 14AHバッテリーを50%充電するのに35時間かかる計算になりますので実用的ではありません。(0.7Aなら10時間 = 一晩程度)

兼用にするなら抵抗を2本用意してスイッチで切り替えれば良いかと思います。




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