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世界で最も危険な男
雪谷旅人
投稿日:2020年10月27日 10:48
No.971
メアリー・トランプ著
,草野香,他訳「
世界で最も危険な男
」(小学館,2020年9月刊)
ドナルド・トランプ(現大統領)の姪メアリーが書いたドナルドの生い立ち,家庭内のいざこざ,事業経歴。父フレッドは長男フレディーに事業を継がせようとしたがうまく行かず,次男ドナルドに知恵や財産を注ぎ込む。大半の事業はフレッドの功績で,「ドナルドが自分の功績でなしえたことは一つもない」(p.239)にもかかわらずドナルドはすべて自分の功績のように見せかける。その才能は抜群。幼少のときから「男はタフでなければならない」そのためには何をしてもいい。嘘をついてもかまわない。自分が間違っていると認めたり謝ったりするのは弱虫のすることだ。(p.81)そういう性格がいまだに維持され,新型コロナウイルスや気候変動で誤った対応をして米国を危機に陥らせた。そんないかさまの大統領は決して再選されるべきではない,という。フレディーが早逝し,孫のメアリーが遺産相続でもめているのは見苦しいが,それを差し引いても親族が証言したドナルドの傲慢と無知にはやはり重みがある。
さて,いかさまのドナルドか,ねむけのジョーか,来週には決着する。あるいは来年まで決着しないか。