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香港の思い出
雪谷旅人
投稿日:2020年07月01日 10:33
No.860
私が香港に初めて行ったのは,新空港開港前の1995年ごろだ。旧空港(啓徳空港)に着陸するとき,ビルの谷間すれすれに通るスリルを味わった。それ以後,香港には20回以上行っているだろう。
尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の雑踏と高層ビル,二階建てバスとトラム,近代的な地下鉄。Victoria Peakへのケーブルカー。まさに「東洋のロンドン」だった。一方では安くておいしい海鮮料理。返還後,次第に中国の影が色濃くなる。それでも最近まで中国本土とは異なる自由な雰囲気が漂っていた。
今日施行された「香港国家安全法」は香港の雰囲気をさらに変えるだろう。香港から深圳に入ると警察が町に溢れていた。これからは香港も深圳のようになるのだろうか。一国二制度が崩壊し,中国に呑まれてしまうのだろうか。
香港の会社と技術供与の話をしているとき,「中国での特許独占権は香港には及ばない」と聞いたことがある。一国二制度どころか,法規上は全く別の国だったのだ。これからはどうなるのか。
尖沙咀の先端にAquaというバー(インターネットから写真拝借)がある。確か,ビルの5階にあるバーだが,Victoria Bayや香港島・中環(Central)の眺めが素晴らしい。この風景と雰囲気を中国に呑まれてしまう前にもう一度味わいたいものだ。
kiya
投稿日:2020年07月01日 16:25
No.861
同感です。
私が旅行で香港に行ったのは2回だけだが、「香港国家安全法」によって、これまでの香港は消えてしまうのだろう、残念なことだ。
そして、習首相と林香港長官は、やがては歴史上に、どんな悪役で登場するのか・・。
私の知っている香港は、1回目は26才で結婚2年が経った1972年に夫婦で、客船で横浜からシドニーに行く途中に2日ほど寄港、2回目は40代の終わりの1995年ころ会社の仲間を誘って行った。、いずれも返還前、はるか昔の記憶だ。
写真:キャンベラ号(Hong-Kong:Port-information、1972年3/14~16)、当時の絵葉書(ビクトリアピークから)