ひろば
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タジキスタンの旅 (7)
雪谷旅人 投稿日:2019年09月02日 01:41 No.440
8月30日(金) 快晴

今日は朝から快晴。絶景の予感がする。ホテルを早めに出てワカン渓谷沿いに東へ。しばらくすると山肌の細い道の急な坂道に入った。右側は急峻な絶壁。もちろんガードレールはない。一歩間違うと谷底へ一直線。見晴らしのよいところで数か所止まり,アフガンの冠雪した山の写真を撮った。「ここがアフガンの見納め」と言われ,さらに写真を加えた。

ここからはいよいよパミール高原だ。山間の道,平野の真中,いろいろな道を通って徐々に高度を上げて行った。標高は3800~4500m。延々と続く道は往年のシルクロードの一部だ。

最初の湖は緑色。茶色の山肌とのコントラストが美しい。さらに進むと白色が吹き出た塩湖に出た。白と水色の縞模様が美しい。

さらに進むと測候所のような集落があった。ここから往復1時間かけてBlun Kul湖へ。湿地帯の向こうに広い湖が見えた。この湖ではますが獲れ,「測候所」で食べた昼食には ますの唐揚げが出された。小骨まで食べられるようにカリカリに揚げてあった。その後Yoshik Kul湖へ。パミール高原では最大の湖で,深い青色がとても美しい。

パミール高原はこの世のものとは思われないほどの絶景。遠景の山,広大な高原,色づいた湖,青い空。まさに絶景の連続だ。風景はアタカマ砂漠に似ている。「パミール高原」というより,「パミール砂漠」と呼んだ方がふさわしい。

この日は標高3900mのゲストハウスに宿泊。パミール高原のど真ん中だ。宿でMarcopolo sheepと呼ばれる羊の模型を買った。かつてマルコポーロはこの地で角を生やした特殊な羊を見つけ,名付けたという。夜は満天の星空。三脚を立てて写真を撮った。炎天下の昼間,底冷えする夜。シルクロードの隊商が通った厳しい自然を実感する。