映画同好会
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カツベン!
組長 投稿日:2020年10月11日 21:37 No.7
《これが映画初主演となる成田凌を筆頭に、黒島結菜、高良健吾ら、豪華多彩な顔ぶれが愉快な競演を披露。
周防正行監督が5年ぶりに放った極上の最新エンターテインメント。
「シコふんじゃった。」では大学の相撲部、「Shall we ダンス?」では社交ダンスなど、毎回意外な題材を選んでは、その知られざる世界を魅力的に描き、良質の映画を生み出してきた周防監督。
そんな彼が今回は、カツベンこと活動弁士たちが活躍した古き良き世界へと観客を招待。
無声映画時代、その軽妙洒脱なおしゃべりで映画の内容を巧みに観客に解説し、映画スター並みの人気を誇った彼らが、周囲の人々と織り成す人間模様を笑いと涙を交えてテンポよく描き、いつもながらに痛快無類の娯楽作に仕上がった。》

映画ファンなら観るべきかと思い、結構期待してたんですが。
周防正行監督やし。

私はどうも乗れませんでした。
キャラが立っていないのが一番です。
テーマが何なのか。
特にクライマックスもないですし。

無声映画の撮影シーン、弁士の仕事っぷり等面白いシーンもあるのですが。
つまらん作品も弁士が傑作にすることもあるとか。
作品じゃなくて弁士で選ぶ時代。

主人公たちのお話と映画館同士の戦いと犯罪捜査が入り組むのですが、どうもすっきりしません。
どれもが中途半端です。
また、ドタバタとシリアスのバランスも今一つでした。

つぎはぎのフィルムの上映は、「ニュー・シネマ・パラダイス」まんまでした。
といって、ノスタルジーがあるわけでもなく、弁士の悲哀を掘り下げていることもありません。
わざわざ作った無声映画に草刈民代や上白石萌音が出ていたりする贅沢は楽しかったです。

ヒロインの少女時代の藤田りん、大人になった黒島結菜、どっちも可愛いので観る価値はありましたけど。

「かつて映画はサイレントで、音がなかった。
しかし、日本には音が途絶えたことはない。
活動弁士がいたから。」(稲垣浩)

2019年。127分。WOWOW。3.6。




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