映画同好会
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騙し絵の牙
組長 投稿日:2021年03月28日 22:43 No.103
《「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説を、大泉の主演で映画化。
出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描く。
「紙の月」「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとり、松岡茉優、佐藤浩市ら実力派キャストが共演する。
出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。
そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。
カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが……。》

キャッチコピーが
「バカか救世主か」この笑顔に騙される・・・!!
「登場人物、全員嘘をついている」
「騙し合いバトル、開幕! ウラを見破り、ウラを暴け。」

このキャッチコピーに騙されました。
普通に出版社のお家騒動のお話でした。
しかし、それがすこぶる面白い。
上映時間があっという間でした。

結局、大泉洋がどっちにつくかという話です。
これが二転三転、いやいや面白い。
出版不況のさなか、生き残るための手段とは。

ラストは少し強引で、こんなんでやっていけるのかなあ。
これは別のところの話ですが。
ところで、主役は大泉洋といわれていますが、出番は松岡茉優のほうが多そうです。
観客は彼女目線で物語を追うことになります。
彼女が小さな本屋の娘であるのも、ちょっとした伏線になります。

こんな感じで本や雑誌が出版されるのかな。
まあかなりな誇張はあるでしょうが、スキャンダルの利用やベテラン作家の扱いなど面白く描いております。
出版社と本屋の敵はAmazonですね。

有名俳優がどんどん登場する企業内権力争い映画、おすすめです。

2021年。113分。梅田ブルク7。3.8。




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