映画同好会
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ビリーブ 未来への大逆転
組長 投稿日:2020年10月05日 14:14 No.1
《「博士と彼女のセオリー」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のフェリシティ・ジョーンズ主演で、実話をもとに史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマ。
のちにアメリカで最高裁判事を務めることとなるルース・ギンズバーグは、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、努力の末に名門ハーバード法科大学院に入学する。
夫マーティの協力のもと彼女は大学院を首席で卒業するが、女性であることを理由にルースを雇い入れる法律事務所はどこにもなかった。
やむなく大学教授となったルースは、男女平等の講義に力を入れながらも、弁護士への夢を捨てきれずにいた。やがてある訴訟記録を目にし、それが歴史を変える裁判になると信じたルースは自ら弁護を買って出るが…。
ルース役をジョーンズが演じるほか、彼女を支え続ける夫役を「君の名前で僕を呼んで」のアーミー・ハマー、伝説の弁護士役を「ミザリー」のキャシー・ベイツがそれぞれ演じる。
監督は「ディープ・インパクト」のミミ・レダー。》

1956年のハーバード大学。
女性は数えるほどやし、女子トイレもありません。
入学理由を訊かれたりの嫌がらせ。
彼女はすでに結婚していて、赤ちゃんまでいます。
そのうえ、夫が精巣ガンにかかって、夫の講義まで代理で出席。
それで首席って、もはや超人の域です。

さて問題の訴訟ですが、なんと我々の仕事である、税法の訴訟なのです。
親の介護費の控除をめぐる争いです。
当時の米国の税法では、この控除は女性にのみ認められていました。
原告は未婚の男性です。
男女平等を求める訴訟、原告が男性でした。
そこに目を付けたわけです。

当時の考え方は、女性は家庭に入り、家事と育児をしていればよいというもので、男性のみ、女性のみに適用される法律がそれこそ数えきれないほどあったのです。
圧倒的に不利な中、彼女の数分の弁論で覆るっていうのもどうかとは思いますが、やっぱり感動します。
さらに彼女の娘のため、また娘の後押しがあるというのもいいです。

最後にご本人がちょっとだけ登場されます。
米国は何やかや言っても懐の深い国です。

この邦題、残念ながらなんかよくわかりません。
原題は「On the Basis of Sex」。

2018年。120分。ムービープラス。3.8。




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